メニューを開く 項目を開く 記事投稿時刻 コメント トラックバック カテゴリー ブログテーマ タグ URLリンク コメントの編集 コメントに返信する

人生、ここにあり!

2018/01/16  19:12
0
0
n_627bbbf8740pl.jpg
【概略】
型破りな行動により労働組合を追い出された熱血漢・ネッロは、精神病院の閉鎖に伴い居場所を失った患者たちに出会う。ネッロは彼らに、自分たちの力でお金を稼ぐことを提案する。
ドラマ



.0★★★★★
法律によって精神病院が廃止された国・イタリアで起こった実話を映画化。

元患者達が前向きに仕事して生活していこうと奮闘する姿と挫折から再起する姿は観てよかったなーと思えるものでした。今の私には一番効いたな。イタリア気質の明るい雰囲気がまた良かったんですよね。

日本だとこうはいかない。私は治りましたといったが直後、強制入院、薬漬けの毎日です。異質なものを排除する湿った空気がそこに流れてる。

1978年に制定されたバザリア法によって、イタリアに精神病院がないというのを初めて知りました。ではどうしているのかといえば、地域の精神保健サービス機関であくまで「自由意志に基づいて」治療が行われるんだそうな。オープンといえばオープン。ただ拒むことも出来るというのが選択肢に入っていることが、果たして本人や周囲の人にとっていいのいか悪いのかは、よくわからない。

主人公のネッロは精神病患者の労働協同組合を指導することになるんですが、交流していくうちに彼らの個性に気づいていくんですね。このネッロがまた素晴らしい。最初から彼らを上から目線でみていないし、彼らの適正を見極めて仕事をうまく割り振っていく手腕。こりゃ上司にしたいお手本ですねー(笑)。「薬に力をすいとられる。」ああ、わかるなぁと思った。しかし寄せ木作りの床張りが評判を呼び、彼らも次第に減薬していけるように。そんな中、健常者に恋をした組合員の悲壮な事件は起こる。

何のために働くのか?それはお金を得て生きていくため。簡単なことですが、実際の所は難しい。

まず精神病患者であるというだけで負のイメージ、実際のところは私も含めて普通に生活できる人ってたくさんいると思うし、そういう人たちが社会へ出る喜びや頑張る姿ってとっても素直で素敵だと思うんですよね。しかし、それとともに周囲と自分が病気に対応する難しさを実感させられる場面だって出てくると思う。

この作品はそれらシビアな現実・希望をもうまく溶け込ませながら、コミカルな部分を交えつつほのぼのとして、最終的には微笑まされるという作品でとても素晴らしかったです。

しかしこの精神病患者たちを演じた俳優たちのなりきりぶりには脱帽ですね。印象的なのは、ルカ、ジージョ、理事長、オッシ、ファビオ、エイドリアン!(は、やっぱりロッキーから来てるのかな?)
関連記事
ランキングに参加しております。
ご協力お願いいたします。
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村
にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ
にほんブログ村

コメント

コメントの投稿