
【概略】
強盗のピーターは、余命わずかな令嬢・ベバリーと恋に落ちる。ベバリーが亡くなって100年後、ニューヨークに記憶を失くしたピーターの姿があった。
ロマンス
.0★★★☆☆
最初のイメージと違う作品。
最初、ヒロインがキーラ・ナイトレイかと思っていたけど、真正面からだとそう似てもない。泥棒で入った家であまりにも無邪気で美しい立ち居振舞いのべバリーに、ピーターは恋をする。しかし彼女は結核ですぐ死ぬ運命であった。
悪というよりは、悪魔の存在(最近の呼び名、らしいが)がピーターのボスであったラッセル・クロウ。白馬の存在や運命の相手をも当てた。どうやら地域ごとにで悪魔を統括しているルシファー(ウィル・スミス)がいるようだ。
この世界には天使と悪魔が跋扈している。元天使は医者だったり、悪の親玉がまんま悪魔だったり。べバリーの妹の少女が凄く可愛かった。
なぜ、とかは通用しない本作。「時を越えてしまうのかもしれない」といったら時を越えるんでしょうな。100年後のNY、100年前の友人に貸しを作ったら現代NY時に友人が貸しを返してくれるといった演出で、やがて抜け殻となった「男」は記憶を取り戻すのです。
そして断片を辿り、べバリーの家・ぺン家まで辿りつく。彼を助けたジェニファー・コネリーの娘、通りで話しかけられた赤毛の癌の少女アビーを助ける事こそがピーターが生かされている運命だった。
誰もが運命をもっていて、天に等しく愛されている。何世紀をもかけて、壮大な神の計画の一部となって。
もっと純愛めいた話かと思っていたので、そういう意味では捻りの効いた作品だった。


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