
【概略】
世界でも有数のボディガードであるフランクは、ある時、歌手であり女優でもあるスーパースター、レイチェルの護衛を依頼される。彼女には脅迫状が送り付けられたりと、立て続けに不穏な事件が起こっているというのだ。フランクはレイチェルのボディガードとなるが、当のレイチェルは彼をただの邪魔者としか考えていなかった。しかし、ある事件でフランクに救われた事をきっかけに、レイチェルは徐々にフランクに心を開き、フランクもまたレイチェルに惹かれて行く。そんな中、再びレイチェルが何者かに狙われる…。
ラブロマンス
.0★★★☆☆
人気の絶頂にあった、俳優のケビン・コスナーとミュージック界のホイットニー・ヒューストンが共演したことで話題となった超有名なラブ・サスペンス。
何者からか脅迫されるトップスターを警護することになる男。いつしか2人の間に愛が芽生え、愛のために命を懸けて女を守るようになる、という話。
ホイットニー・ヒューストンの主題歌「I Will Always Love You」が昔流行ったよね~。この頃のケビンはほんと絶頂期で、かっこいいんだ。渋い。
プロ意識と愛に揺れる主人公、主人公の誠実さに魅かれる歌姫。これってハーレクイン系のラブストーリーだよね。そりゃ自分を命がけで守ってくれる寡黙な男に惹かれるのは、女としてある種の当然でもある。
でも今から思うと、本作は何であんなにヒットしたのかがまるで分からない。脚本はありきたりだし、映画での白人×黒人カップルは今でもそこそこ珍しいけども、自分の身が本当に危ないと知るまでは好き嫌いも激しく気性の激しい女性だし、大ヒットしたホイットニーの主題歌も正直ちょっと暑苦しい(流行ったからって好きかどうかはまた別の話)。
ただまあ90年代のラブサスの王道を行く話で、サスペンスとはいっても恋愛メインのどちらかと言えば女性向けの映画。ケビンの、強くて切れ者だけど感情をいつも抑えているというところも、女性の心をくすぐる。ラストの、二人は生涯結ばれないかもしれないけど、いつまでもお互いを愛している(主題歌の歌詞のように)ってところも女性が好きそうな話です。
主人公が黒沢明の「用心棒」が好きという設定にはちょっと笑ってしまった。観たの62回だっけ?
「どうしてあなたは命をかけるの?」
「歌えないから」
うわっ恥ずかしい…。でも短髪のケビンがかっこよすぎる。
こてんぱんにやられてからフランクに敬意をもつトニーあたりはわかりやすくて笑える。


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