【概略】
モテないのに、つい彼氏がいると嘘をついてしまった女子高生・オリーブは、噂好きの優等生・マリアンのせいで、モテない男たちから偽装エッチの依頼を受けるハメになってしまう。
ラブコメディ
.5★★★☆☆
エマ・ストーンさん主演。
オリーヴは、些細な嘘のために尻軽のレッテルを貼られるのだけれど、そのキャラを利用してゲイ疑惑の男子を助けたことから同じくモテない系男子たちから偽装エッチ依頼を受ける羽目に…？
ネットを使って真実を配信するスタイルというのはなかなか面白く現代的だった。主人公自体もその変身ぶりを最初はちょっと楽しんでるフシもあって、ほんとはバージンなのに尻軽女の烙印を押されるのもコメディとしてはなかなか面白い設定でした（実際にリアルで自分がこんな目にあったら嫌だと思うけれど）。ベッドシーンを演じるために、壁をたたいたりベッドの上で飛び跳ねたりするのは可笑しかった。とはいえ、いくら人助けでも限度はある。
作中の母の「ユーモアで乗り切るの」というメッセージがなんとも明るく前向きですね。この両親がまたとっても素敵な方々でした。それにしてもアメリカの学園ものというのはどうしてこうキラキラ感があるのだろうか。
ついた嘘がからくも自分の内面を磨くことにも結びつき、結果として真実の愛を獲得するという物語はベタだが面白い。ほんとうの自分を見てくれてる人ってちゃんといるものなのね。それがファーストキス間近の初恋の相手だったというのがまた良かったよね。タイトルとジャケット画像で損をしている明るくポップで爽やかな作品でした。
脇役のアマンダ・バインズさんがかなり残念な感じに（どうした？）。
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