ホラー

ラストナイト・イン・ソーホー

351fc20cb85e64f5.jpg
【概略】
ファッションデザイナーを夢見て、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学したエロイーズは、寮生活になじめずアパートで一人暮らしを始める。ある時、夢の中できらびやかな1960年代のソーホーで歌手を目指す美しい女性サンディに出会い、その姿に魅了されたエロイーズは、夜ごと夢の中でサンディを追いかけるようになる。次第に身体も感覚もサンディとシンクロし、夢の中での体験が現実世界にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズ。夢の中で何度も60年代ソーホーに繰り出すようになった彼女だったが、ある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。さらに現実では謎の亡霊が出現し、エロイーズは徐々に精神をむしばまれていく。
製作年:2021年
製作国:イギリス
収録時間:115分
ジャンル:ホラー
日本語吹替:なし(不明)

.5★★★☆☆
映画館鑑賞。
全く私の観る予定にはなかったものの、お友達が、(予告編)面白そうだったよ、ホラーだよ、観たい。といったので、決定しました(笑)
予備知識とか全くなかったので(それどころか存在自体知らなかった)さらっと調べたらエドガー・ライト監督、アニヤ・テイラー=ジョイにトーマシン・マッケンジーとの事でしたので、面白いかもねーと。
目的がガチャガチャしたかったので、ちょっとバタバタしてたけど、なんとか間に合いましたよ。
エロイーズ役にトーマシン・マッケンジー、60年代のサンディがアニヤ・テイラー=ジョイです。
これね、見終わった後、二人で「あの最後のデザイン発表(コンテスト?)の時の、最初にサンディが着てた赤いドレスに似せて作ってた服…胸上の銀色の部分いらなくない?」とほぼ同時でした(笑)
女性だからなのかわからないけど、デザインにチェックをナチュラルに入れてた(笑)あれ、サンディが最初に着ていたままに作れとはいわないけれど、銀色の部分が物凄い違和感あったんです。ふわっとして広がる服のはずが、なんか急にロボットというか、宇宙っぽくなっちゃってて…後ろの2着は良かったんですけど。
もうそこすっごく気になっちゃってね、同時チェック入ったわけでした(笑)笑いました。
サンディ役のアニヤ・テイラー=ジョイが凄く良かったです!特に後半…ぐっと引き込まれちゃったよね。
トーマシン・マッケンジー(主役)も、良かったんだけれど、印象に残るのは、サンディの何度も死んだ、壊れたの部分と、階段での攻防、そして哀しい性…。
男性陣の欲にまみれた世界の中で、そりゃあんな出会いがあったとしても、やはりいきなりデビューとかにはならないわけで。そこは、まあ、そうだろうなって思っていたんです。だからか、ヒロインのエリーがみる幻影というか、魂の残り火みたいなものを、エリーが思うサンディに対する同じような気持ちにはなったよね。
ただサンディも夢や野望はあったでしょうが、どうしてそんなに強気なの?とは思っちゃったよね(序盤ね)「君は特別なのか?」というような台詞があったけど、自分ではそう思ってても…とかショー・ビジネスの世界でのし上がるって、そんな簡単なサクセスストーリーにはならないでしょうとは思ってた。
せいぜいが、野望と夢をかなえたという成功とその後に挫折があってとか、無名のあの時代の輝いていた女性になるのかな?とか、一瞬思ったけれど、そうはならなかったね。あくまでも現実的でクズなヒモがついてた。やはり哀しい話よね。
階段のシーン…凄く印象に残りました。一歩一歩階段をのぼっていく…(階段が一歩上がるたびに壊れていくの)。それにサンディの「あなたに私は救えない」という台詞。
同じ事を強要されたら…私は精神脆い方だからアレだけど、どんな強い女性だって、壊れてしまうんじゃないかな。
過去イケメンだった警察のお爺さん(名前どわすれ)は、結構序盤でわかってしまってたので、そこはエリーの勘違いというかミスリードさせる演出があったので…(あの爺さん昔モテてたという同僚の台詞や、ソーホーの女性たちはほとんど知ってるっていう台詞など)
これで大どんでん返しで実は優しいあの「祖母」がサンディだった、とか、誰もが驚くような展開ならやられた!とは思うだろうけれど、現実と夢と欲望とか交差していく本作は、なかなか良く出来てたと思います。
ほんと、魂の残り火みたいなものだよね。ラスト鏡の中でお母さんじゃなくサンディが立ってツンツンしていた。このラストの微妙に後味が悪い感というかモヤモヤする感じは、好きでしたよ!
音楽も良かった。
にんにくってあれ防臭のためにサンディが入れてた…という解釈で良い?たくさんのニンニクが死臭を隠していて、壁や床のいたるところにアレがあり、彼らの目的は「彼女を殺してくれ」…でも、だったら別に終盤足を引っ張るのとかいらなくない?受話器とってくれるのは親切だけど(笑)
あと、どうにも気になったのが、エリーといい感じだった黒人男子。凄くいい青年なんだけど理解力ありすぎだし、「うちの叔母さんがそっち系なんだ」に、「あ、そうなんだ…」しか私たちが言えないのが(笑)
結論として「サンディ」が真ヒロインの映画でした。
しかし女性って髪型や髪色で印象変わるね!
関連記事
ジャンル: 映画
テーマ: 映画感想
( 最終更新日: 2021/12/23 Thu )
  • コメント: 4
  • トラックバック: 5
ランキングに参加しております。 ご協力お願いいたします。

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ

シェアする

コメント

  • fjk78dead
  • URL
タイトルなし

ニンニクと言うとやはり吸血鬼などの厄除けを思い起こさせる。あの人達、生きてる間は吸血鬼みたいなものだったろうし。でも、生きてる間に食わせるとスタミナ付いてしまうのか。

あの発表会の服は細かい所は分からないけど、全然サンディの服のまんまの方が良かったのにとは思いました。

Re: ふじきさん

そうですよねー、あの発表会のときの、
サンディが最初に着て鮮烈な印象を残したあの赤いふわふわドレス…絶対あのまんまが良かったですよね!
なんであんな銀色のロボットみたいになっちゃったのか…
ラストの方のとこだから、余韻のあと、
とりあえずそこだけ納得いかないなって、
ほぼ同時に「そうだよね!!!」ってお友達となりました(笑)

美女(サンディ)から生き血をすする…って
まさにそのままですね。
そういう意味でもニンニクはアレクサンドラには良い選出だったのかもしれない

  • latifa
  • URL
タイトルなし

makiさん、こんにちは!
makiさんの感想、あちこち私も同じ風に思っていたので
画面の前でにやけちゃったわー

サンディ最初の方、凄い強気でしたよね。
私は殆ど初見の女優さんだったのですが、凄く勢いのある大注目の人だとかっていうのを後から知りました。


ラストの銀色のロボットみたいなドレスが微妙~は思った、思った。
  
>しかし女性って髪型や髪色で印象変わるね!
ほんとね!最初オドオドしていたヒロインが、金髪にして登場した時、びっくりしちゃった。

Re: latifaさん

こんばんは!
登場時のサンディがあんなに強気だったから、
なにかしらあるんだろうな、「もってる」女性なんだろうなって思ってたら(歴史舞台からは消えたけど伝説的な歌声をもつ歌手だった、とか)ヒモに情婦にされ男たちの慰み者になるだなんて、女性には辛いシーンの連続でしたね。
それにしても、やっぱり思いましたか、あのラストの「あの銀色の部分はおかしい!」って。
ファッションに疎い私にだって、さすがにあのセンスはないわ…と思いましたよ(笑)
金髪にしたエロい―ズ。普通の女の子が、垢抜けちゃって、まあ、びっくりでしたね

コメントの投稿








管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

イギリス・ロンドンのデザイン学校の女子学生エロイーズは、寮生活に馴染めず、ソーホー地区のアパートで独り暮らしを始めた。 夢の中で1960年代のソーホーで歌手を夢見る女性サンディに出会い、身体も感覚も彼女とシンクロしていく。 タイムリープを繰り返すうちに殺人鬼や亡霊と遭遇したエロイーズは、殺人事件の真相を探ることに…。 ホラー。

見え過ぎるというのは、恐ろしいことだ。毒入りの宝石箱を開いたような作品。美しく魅力的で、手に取らずにはいられない。幼い頃のに母親の宝石箱をこっそり開けるような、懐かしくも背徳的な気持ちになる。以下少しネタバレ。15歳の時に母を自殺によって亡くしたエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、祖母と2人暮らしをしていた。時々母の幻影に悩まされてはいたものの、憧れのファッションの勉強をするべく、合格...

◆『ラストナイト・イン・ソーホー』ユナイテッドシネマ豊洲5 ▲画像は後から。 五つ星評価で【★★★★おっちゃんたち怖い】 最初の感想。 目のないおじさん48と小松菜奈似のサンディちゃんがこわくてかーいーぞ。 やっぱ最初のダンスのシーンが素晴らしい。ダンスで広がる服の優雅な事。観客は彼女が「特別な存在」と錯覚する。そう、擦り込ませる。おいおい、ひでー奴だなエドガー・ライト。ただ落とすので...