
【概略】
サンクトペテルブルクの北にある鬱蒼とした森林地帯では、この30年間、人の失踪が続いていた。ある日、トレーニング中の小さな救助隊が行方不明の男の子を捜すため森に入るが…。
製作年:2020年
製作国:ロシア
収録時間:86分
ジャンル:ホラー
日本語吹替:あり
.0★★★☆☆
実際に起きた失踪事件をモチーフに描くダークファンタジー。
森の中での儀式的な木の幹に彫ってあった先族的なマークは良かった。こういう土着的な信仰とかは好み。
少年を探していたのだが、森の中で全裸で倒れてた老女ゾーヤを発見、救助する過程でゾーヤの口から大量にでてくる絡んだ髪の毛、そして彼女から語られる「話」。
「未亡人」と呼ばれる悪霊…村に昔住んでいたある女性を、村人は恐れ、拷問して全裸で森の穴に放り込んで殺した。それからその悪霊が、行方不明者の衣服をはぎ取り殺していくという…。勿論、迷信だと信じない救助隊の一行。
しかし、何かがおかしい。森の中で不可解な出来事が多発。救助犬のユーコンの様子もおかしい。
「私を助けたのが間違いだった、生きてこの森を出ることはできない…!」老女が言う。「『未亡人』に全て奪われ殺される…!」
全体的に暗い夜中でのシーンがメインなので、とっても見づらい上に、ゾーヤが唱えてた文言も、呪術的なソレなんだけど、実は善い方の人(まばゆい太陽の光よ…悪霊を祓いたまえ)…というと自ら未亡人への生贄になろうとしていたのがあとからわかるんだよね。「次はお前の番だ!」といわれたヒロイン。
森の中でたくさんの衣服が木にかかってるのは不気味でしたが、ジャンル的には「ブレアウィッチ」に近いかと。撮影担当のレポーターの女性がいたり。別に全部撮るのよ!とかではないけど。
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