
【概略】
仕事の都合で、叔母の経営するホテルに幼い妹を預けることになったユミ。しかし、そのホテルには「絶対に上を見上げてはいけない」「絶対に一人で歩き回わってはいけない」「絶対に405号室に入ってはいけない」という、奇妙なルールがあった。
製作年:2020年
製作国:韓国
収録時間:101分
ジャンル:ホラー
日本語吹替:なし
.0★★★☆☆
ホテルを舞台に起こる不気味な現象を描いたホラー。
眼帯の片目少年がいい味でてた。何かを失った人には別の何かが与えられるのでしょうかね。
幼い義妹がいなくなって、探し回っているうちに、色んな現象や死体発見やらがあるんですけれど、一番不気味なのは、母の友人であるホテルの女主人ギョンソンさん。
地下にたくさんの死体を隠してた。
運命だって言ってたけど、結局寂しいだろうから遺体の息子の「お友達=家族」を作ってあげたかって事なのかな。
ラストであんなに嫌っていた母親(だよね)が、あのアクセをユミの手に移動…それを頭部にぐさっからの、幻影で息子が笑顔で側にいてくれるってところは良かったです。
ギョンソンさんも、留学から帰ってきた息子が狂っていなければ、普通の青年として生きていてくれれば凶行に走る事もなかっただろうし、そう考えればユミの母親が苦しむことも死ぬこともなかったように思う。
ユミと母親との関係、ギョンソンと息子の関係を思えば、本作はホテルが舞台というよりは、普通に家族の物語といえる。
後半の地下室からのくだりは良かったですが、序盤中盤がちょっとダレたかな。
とはいえ、恐怖表現は、女の頭が落ちるとか、鏡にうつるものとか、バラバラ死体とか、サンウの遺体とか、パッと見て怖いというより一般的にぞっとする冷たい感じなものが多かったのは良かったように思います。
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