
【概略】
13歳のアナは同世代の若者たちとともに趣味の動画投稿に熱中していた。ある日、ロシアに伝わる「スペードの女王」の言い伝えを知った彼らは、実際に試してみて動画に収めようとするが…。
製作年:2021年
製作国:カナダ
収録時間:92分
ジャンル:ホラー
日本語吹替:あり
.0★★★☆☆
古典的なホラー題材をカナダの新鋭監督が現代版にアップデートした衝撃作。
スペードの女王か。ロシアの言い伝えとして有名ですよね。似たようなのに、例えば鏡に向かってその名前をいうブラッディ・マリーとか。
別に動画サイト投稿に夢中にはなってないな^;金が稼げるんだって、へえ~と、年代の違う、同じマンションに住むなんとなく集まってる幼馴染たちって感じでした。
屋上から飛び降りた男が、スペードの女王…と呟いたため、「何それ?」と、グループの4人は、代表してグループ最年少であるアナが呪文を鏡の前で言う事に。
「スペードの女王ってやつ、実在する…!」とわざわざ次の日プールまでついてきたマシューは、アナの前で、鏡の前で心臓発作で亡くなってしまう。
息子がスペードの女王に殺されたという男が書いた本に、セバスチャンは回避方法の「可能性」などがあると知って連絡はとったけれど、勿論周りの大人は信じてくれないし、次にはセバスチャンが「狙われ」てしまう。傷が出来るらしい。
スペードの女王とトランシーバーで交信とかも面白い。
アナの母親は離婚だかなんだかでシングルなので、稼ぎに出かけなければならなくて、娘を放置気味ではあった。でも娘を愛しているし働くのは二人の生活のためだった。
怯えてたセバスチャンも亡くなって、アナの母親は事情を話して助けを借りることに。
スペードの女王自体はホラーシーン的にはそんなに出てこず物足りなさはあるんだけど、憑りつかれたアナの白目とか、アナを心肺停止にして女王を猫に移し替えようとするとか、なかなか古典的で良き。
結果的には「私にうつるのよ!」「いや私だ!」と、助けてくれた男が憑りついた女王もろともマンションから落下するんだけど、半月後のアナの誕生日パーティーで、鏡に気を遣う母娘と、猫が白目でラスト…。
もう少し恐ろしいシーンが合ったらよいかなとも思うけれども、スペードの女王の話もちゃんと語られてたし(没落して孤児院開くも子供を殺してたやつとか)分かりやすく、ストーリーもしっかりした作りなので好感がもてた。
コメント