
【概略】
NYでソーシャル・ワーカーをするニーナは、弁護士の恋人と交際中。だが、妊娠に気づいた彼女は、ゲイのルームメイト、ジョージに子育てのパートナーになってほしいと頼む。その申し出を快く引き受けたジョージとニーナは、セックスぬきの愛情関係を築くが、ジョージにゲイの恋人ができたと知って、ニーナの心中はおだやかでなくなる。ジョージを男性として愛してしまったニーナは、「男でなく私を選んで! 人生の伴侶はひとりよ」と、彼に決断を迫るのだが…。
製作年:1998年
製作国:アメリカ
収録時間:112分
ジャンル:ラブロマンス
日本語吹替:あり
.5★★★☆☆
ジェニファー・アニストンとポール・ラッドが共演。
恋人がいる女性とゲイの男性がルームメイト。
ポール・ラッドは桃みたいに(笑)可愛いし、ジェニファー・アニストンもとてもキュート。
趣味や性格もお互い合って、一緒にダンスを習ったり、すぐに長年の親友みたくなるんだけど、こういう性別の垣根ない友達っていいよなあ。
ただそこに「ゲイだから」っていう一線があるんだよね。互いにね。
しかしニーナが妊娠し、産む!って決めたけど恋人と結婚はしない(子育てのパートナーになってほしい)って言うので、騒動になるのです。
ニーナは、安らげない相手ヴィンスを果たして愛しているのか…?とは思ったけど、あんなに気の合う性関係抜きの愛情関係を築いてるジョージとなら子育て出来る…、と頼むのですが…。
ジョージはキャッチボールする親子の様子をじっと見つめてて、「子供の父親ではないけど、でも、君と子供と一緒に暮らしたい」と返答するんですよ。まるで奇跡みたいな関係。
でもそんなとき、昔付き合ってた男性とジョージは再会する。さらに元恋人ジョリーが「君が恋しくてたまらない」と電話してきたりするんだよね。いきなりモテ期きた。更の更に役者志望のポールと言う男性と交際関係に。
「あなたの生活を犠牲にしたくない」と言ってたニーナなんだけど、ジョージを愛しすぎてしまうんだよね。やっぱり男女のセックスなしの関係って、難しいのかな…。
ジョージの人生が変わっていく中で、ジョージ依存気味になっちゃうニーナ、これはダメだよねえ。完全に男性として「自分の」って思っちゃってる。だから「人生の伴侶はひとりなの!」と、私を選んでって言っちゃってる。
新しい関係を築くはずじゃなかったのか…とも思ったけど、感情のほうが先走っちゃう。
でもジョージの弟の結婚式で、ニーナは悟っちゃうんだよね。ジョージと自分は「正しい関係じゃない」って。私が愛してるように愛して欲しいって言う。でもジョージは「ポールと居たい」っていうのが本心だった。
ラストでは、登場キャラが複雑な関係になったんだけど、でもあの送ってくれた警官のルイスがニーナの恋人になったようだから、多分おそらくハッピーエンドではある。
色んな友情と愛情が増えた感じかな。
とっても良い作品だった。ニーナの悟りからジョージの本心と友情のあたりで、全くモヤっとしないわけではないけど、ラストまで見て色んな感情が湧く作品でした。
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