アニメ・CG・人形劇

羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来

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【概略】
自然破壊により居場所を失った妖精たち。森が開発され行き場を失くした黒ネコの妖精・シャオヘイは、植物を操る妖精・フーシーの案内で人里から離れた島へと行き着くが…。
製作年:2019年
製作国:中国
収録時間:105分
ジャンル:アニメーション
日本語吹替:あり

.5★★★☆☆
中国の漫画家・アニメ監督のMTJJが手掛けるファンタジーアニメ。
友人も面白かったよと言っていたし気になってはいたんだけど、なんでだかいまひとつメニュー画面から本編になかなか進められなかった。
ムゲンが人間なのに宙に浮いたりと気や霊力的なのを使えるのも、まあ中国だからかで納得。妖精に近いくらいの霊力をもってて、執行人と言う立場のムゲン様が強くてなあ。
フーシーらがたった一晩泊めただけのを黒猫の妖精を心配するってのも、ちょっとだけ違和感あったけど、あれが理由なら納得でもある。
日数だけならムゲンとシャオヘイのほうが一緒にいる期間が長い。「館」に連れて行こうとしてくれるし、気付くとムゲンとシャオヘイは同じ金属性ってことで師弟関係のようになっていく。
もしかするとシャオヘイの一挙一動が可愛いとかって思うような作品なのかもなのですが、絵的にも性格的にもそこは全く可愛く思えずでした。
フーシーは人間を憎んでいて、執行人に追われていた。追っていたのはムゲン。明るい兄貴分にみえたフーシーが実は人間を憎んでいる悪役(単純な「悪」ではないんだけど。考え方の違いかな)で、最初に執行人として悪役に見えたムゲンが人間と妖精を守ろうとしている。
シャオヘイがフーシーに奪われると、ムゲンは「シャオヘイには私しかいないんだ」と助けに行く。この二人の関係は良かった。
後半の展開はなかなか好みでしたが、なんかちょっと「呪術廻戦」を思い出した(笑)領域展開とか…他人の霊域の中では…とかさ。
ムゲンに人間と妖精が共存できると教わり、術の使い方や同じ時を過ごすことで、絆が出来ていた。ラストに「師匠ー!」と叫んだシャオヘイにちょっと感動した。一緒にいてもいいですか。
そしてムゲン様、最初から最後までカッコいいな…。で終わった。
アニメ自体は良く出来ているしアクションもなかなか良かった。フーシーが悪役で終わらなかったのも、嫌いではないし。ただ同じような思想をもっていた仲間たちは牢に入れられるって事で、シャオヘイを説得する!といってたロシェとかもそうだってことで、シャオヘイはそこは何も思わなかったのかな、とは思ったけど…。
ジャケ画像での右側勢力と左側勢力とがぶつかる話なんですが、シャオヘイはそのどちらともつかない、ある種の中立的立場で、終われなかったのかなと言う疑問は残った。
でも人間と妖精の師弟関係がある限り、二人は中立ともいえないでもないから、まあ、そこまで難しく考えなくても、いいか。
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ジャンル: 映画
テーマ: 映画感想
( 最終更新日: 2021/08/16 Mon )
  • コメント: 2
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コメント

  • fjk78dead
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タイトルなし

> ムゲンが人間なのに宙に浮いたりと気や霊力的なのを使えるのも、まあ中国だからかで納得。

毛沢東様にも魔力を使ってほしい。

Re: ふじきさん

毛沢東さんだと、なんか、
日本でいうところの帝都!魔人・加藤!みたいな
おどろおどろしいロマンが感じ取れない…

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