イン・ザ・トラップ -精神崩壊-

【概略】
フィリップは幼い頃に妹を殺害され、その後、母を亡くしてひとり暮らしをはじめる。生まれ育ったこの家の「得体の知れない悪魔的存在」に今でも取り憑かれている。そして、恋人キャサリンにもその得体のしれない魔の手が迫って…。
製作年：2019年
製作国：イタリア
収録時間：93分
ジャンル：ホラー
日本語吹替：あり

.0★★☆☆☆
ミステリーとサスペンスのエッセンスを取り入れた、革新的なゴシックホラー。
幼い頃、妹イシドールが「何か邪悪なもの」に殺された夜から見つからなかった妹の人形ピギー。天国にいるイシドールのもとで一緒に幸せに暮らしてると思いたかったそれを、現在の恋人キャサリンが自宅で見つけてくる。
邪悪なものがキャサリンを狙っていると知ったフィリップは、昔なじみの神父と共に、悪魔祓いをするのだけど…。
悪魔の名前を知ろうとする神父に頭突きして神父を失神させ、キャサリンの体で卑猥な言葉と母の不貞を叫ぶその悪魔。
物を動かしたりとかはするんだけど、そもそもの話がつまらないから、鑑賞はしてるけど他の事もちらちらしちゃったよね。
彼女であるキャサリンにぞっこんと思えば、「お塩貸してくださらないかしら」の階上の住人のソニアを食事に誘ったり、「7年間セックスなしよ」とか、いやいやそれって駄目じゃない？
燃える逆さ十字とか、髪の毛ボロボロの老婆とかは良かった。
これ結局、実はフィリップが全部やってたのでは…（妹のイシドール殺しも）と中盤くらいで思ったんだけど、自分の体の中に悪魔は存在していて…ただしそれが悪魔なのか「病気」なのかはわからずじまい…と見せかけて、バッドエンド風の、悪魔は実は自分だった系かと思ったら、フィリップは本当は大天使ミカエルたち戦士のひとりだったという事か。
フィリップの母が「善」過ぎるかなあ。あとラストの「ソニア」があの老婆か…。

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