ラブロマンス・青春・コメディ

イングリッシュ・ペイシェント

n_602asbx2113pl.jpg
【概略】
第二次世界大戦下、撃墜されたイギリスの飛行機から、全身に火傷を負った男が助け出された。記憶を失っていたために「イングリッシュ・ペイシェント(イギリス人の患者)」と呼ばれることになった彼は、収容された野戦病院で看護婦ハナの介護を受け、少しづつその記憶を回想する。それは人妻との、砂漠での熱狂的な恋の物語だった…。
製作年:1996年
製作国:アメリカ
収録時間:168分
ジャンル:ラブロマンス
日本語吹替:あり

.0★★★☆☆
まあ、不倫ではあるんですけど…。
レイフ・ファインズ、クリスティン・スコット・トーマス、ジュリエット・ビノシュ、ウィレム・デフォー、コリン・ファース。
レイフ演じるアルマシーは、砂漠でクリフトン夫妻と知り合うんだけど、奥さんのキャサリンに恋をしてしまい不倫関係に陥る。でもその強い愛と夫への裏切りに苦しんだキャサリンは、自分から別れを告げる。
所有されるのも所有するのも嫌いだって言ってたアルマシーは、別れを告げられても、「君は私のものだ」と激しくその愛をぶつけてくる。
ほぼアルマシーの回想が描かれるんだけど、個人的にはコリン・ファース演じるクリフトン氏の乗った飛行機が、アルマシーめがけて突っ込んでくるところに物凄い嫉妬心を感じて良かったわ。3歳から知ってるから結婚しちゃう?のノリではなかったよね。みずからの死を覚悟しての特攻だもの…キャサリンも怪我を負う。
アルマシーは「泳ぐ人の洞窟」に彼女を置いて助けを求めに行ったところ、「外国名」だったからドイツ人と思われ連行され…。なんとかして(敵であるドイツ人に地図を渡して)洞窟に戻ったところ、キャサリンは息絶えていた…。
デフォーの、コードネーム・ムースの演技も良かった。指を切り落とされた事で関係者を次々と屠ってきた役どころ。彼は「アルマシーがドイツ人に地図を渡した」事で巡り巡って指を失ったと。そしてアルマシーの話を朝まで聞き、「なぜか朝になると、恨みってのは薄れてる」と、アルマシーの最期を看取ったハナと一緒にラストで去る。
私はてっきり、単純に、看護してくれたハナとの間との恋愛話(悲恋)かと思ってたので、息絶えたキャサリンを飛行機に乗せて、失意のなか、アルマシーがラストで安楽死を希望するところ、結局この人は愛に飢え愛に殉じた人なのねと感じた。
そしてハナとキップとの別れ方も、「じゃきっとまた会えるわね」と希望があったのが良かったですね。
私たちの国境はひとつです。というキャサリンの書いた文のとおり、人と人の間には、心と言う隔てはあっても、国境なんてないんだろう。
関連記事
ジャンル: 映画
テーマ: 映画感想
( 最終更新日: 2021/05/26 Wed )
  • コメント: 0
  • トラックバック: 0
ランキングに参加しております。 ご協力お願いいたします。

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ

シェアする

コメント

コメントの投稿








管理者にだけ表示を許可する