
【概略】
3年ぶりに目覚めたオタク系青年マイクは困惑していた。街がゾンビの集団とそれを迎え撃つ人間たちの姿で溢れていたのだ…。
製作年:2011年
製作国:アメリカ
収録時間:95分
ジャンル:コメディ
日本語吹替:あり
.0★★★★☆
ゾンビ人間vsゾンビハンターの飽くなき戦いをコミカルに描いたハイテンション・ゾンビ・コメディ。…とみせかけての、ロード・青春・ラブストーリーでした。
意識を持ったままゾンビになってしまった青年(半ゾンビ?)が、心残りだったかつて指輪を渡せなかった彼女に会いに行く話。
ゾンビである必要は全くなかった気もしますが、設定が面白かったのでオッケーですね。「個性ってもんだ」とか「愛ってのは宇宙で最強のパワーだぜ」とかなりゆきで半ゾンビの男性ブレントと一緒に、3年前に死んだ(らしい)ときに果たせなかった恋人へのプロポーズを敢行するという話。
意識はしっかりしてます、行動もしっかり。ただ体がゾンビ。自分のもげた腕を腕まくらにしてたり(笑)
ブレントとマイクは、ブレントがチーズと名付けたペットのゾンビを連れて行くんだけど、このチーズが段々可愛くなってくる(笑)
同道する老人クリフがいい人でねえ…でもね、妻のペイペイの遺灰を散灰するためのミシガン湖に着いた時に亡くなってしまうの…。元々薬を飲みながら運転してた人だから、心臓とか弱かったのかもね…。とてもお茶目で素敵な人でした。そもそも、チーズを道で引いた時に怪しいとか思わないのか…ってのはあったけど(笑)
マイクの元恋人エリーもとても可愛くていい子で、その後のまさかの、チーズ可愛すぎ…と思ったら「チーーーーーーズ!!!」
ハンターが最後協力してくれたのは、マイクの伝えたいんだ…!って思いや、社長(エリーの父親)の言動に納得できなかったってのはあるだろうけど、でこぼこコンビの小さい方も善人で良かったよね。大きい方は…まあ…ネタすぎるところが個性か。
ラストはハッピーエンドなんだけど、えっ半ゾンビだよ…いや…臭いに敏感って言ってたでしょ…着ぐるみがマイクだって気づいたのか…?とかちょっと一瞬モヤりましたけど、愛は勝つ!で、爽やかな気分で終われる感じでした。
相手に何も求めない。彼女の幸せを心から願って、3年前渡そうとしてて、せめて思い出にと差し出した指輪。
実はエリーの父親に殺されてたマイクって言う設定もあるんだけど…娘を幸せにしたいがための親の愛ってのも理由にはなるけど、さすがに殺人はね…。一応軍事目的だかなんだかで開発された新薬の力で半ゾンビになったっぽいマイクだけど、ブレントと遭遇する率、ものっそ低くない?彼も実験体だったわけでしょ。結果的にこの旅で親友になるわけだけど…。
それにしてもチーズ可愛かったなああああ。いやほんと、マジで。欲しい…。
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