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シンドラーのリスト

2021/04/01  17:17
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【概略】
ナチによるユダヤ虐殺をまのあたりにしたドイツ人実業家オスカー・シンドラーは、秘かにユダヤ人の救済を決心する。彼は労働力の確保という名目で、多くのユダヤ人を安全な収容所に移動させていく。
製作年:1993年
製作国:アメリカ
収録時間:195分
ジャンル:ヒューマン・ドラマ
日本語吹替:あり

.5★★★★☆
スピルバーグが長年あたためていたT・キニーリーの原作を遂に映画化。
リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズ、ベン・キングズレー共演。
超・超有名で、傑作と名高い本作、実はきちんと見た事がありませんでした。家にVHSの上下巻はありましたけども、まだ私自身が映画にそこまで興味のあった時期でもなく、父に面白いよと言われても、「難しそう…」と思い避けてたんだよね。
主人公のシンドラーがリーアム・ニーソンだったなんて、全然そんなイメージないです。
本作は簡単に書くと、シンドラーというドイツ人が、第二次世界大戦下で多くのユダヤ人の命を救ったという真実を脚色して作った実話もの映画。あくまで実話を脚色して作った作品なので、細かい部分は正直どうでもいいです。
あの時代に、ユダヤ人の命をたくさん救っただなんて考えられますか。日本人だと「杉原千畝」さんがいますけれども、シンドラーは、特別、人道的精神に満ち溢れてた人格者だったわけではない。むしろ、最初は利己的な理由だった。それが変わったのは、丘の上から惨劇を見てからなのかな…とも思いますが、もともと差別精神のない方だったのかもしれません。普通にユダヤ人の少女にほっぺキスとかしてたし。
でも、命を助けられたユダヤ人たちにとっては、その子々孫々にいたるまで、彼はあの時代に「人間の心を忘れなかった人」として思い慕われるのでしょう(敢えて英雄とは書かなかった)。ユダヤ人の血を引くスピルバーグさんが、映画化したのは良かったと思います。
1つの命を救えるものは、世界を変える。この惹句、終盤に活きてきます。
モノクロなのが雰囲気を盛り上げ、鑑賞者を現代でもなく勿論第二次世界大戦下でもなく、それっぽい不思議な世界へといざなってくれる。
ゲットーの崩壊で、コートの女の子だけが赤い色で印象に残りますね。
それにしてもユダヤ人というだけで、あまりにも酷い所業…。恐ろしい。
シンドラーに言われて、更に「赦す」力も得たゲート(笑)ちょっと気分がいい気持ちを味わったが、メイドとして働かせてるヘレンへの情欲に、勝手に自分が穢されたように感じ、彼女に暴行するのと同時に、結婚式の音が被さる演出は良かった。
笑い事とするけれど、実質ユダヤ人たちに情けをかけているシンドラー。ホースで水を…のシーンなんかまるまるそうだったよね。
そして従業員を故郷に連れて帰ると、名前のリストを作っていく。これが「シンドラーのリスト」になるのだね。会計士であり実質の支配人でもあるユダヤ人のイザック・シュターンが言う「これはただの名簿じゃない。命の名簿です」も素敵な台詞だ。そしてその中には、あのゲートに暴行を受けてたヘレンもいた。
男たちは先について、「ようこそ」とシンドラーの故郷に着いたが、しかし女たちが乗った列車は、途中の少年が首きりの真似をしたように、アウシュヴィッツに到着した…。書類上の手違いだった。
女たちは髪の毛を切られ、シャワー室でシャワーを浴びる。そうやって、安心させてからの話は有名だし劇中でも語られてたから割愛するけど、そういう危機的状況から、なんとか女性たちと子供を救出するシンドラーの姿には危機を覚えたよね。
イザック・シュターンが一番状況を飲み込めてる気がする。シンドラーがどんなに危険な事をしているか。
指輪を渡され、握手し、指輪の側面の言葉の意味を語られたところで、「私にはもっと救えたはずだ」とシンドラーが取り乱す姿にグッときました…。イザック・シュターンが「あなたはここにいる1100人もの命を救ったのです」そして車に乗り、ユダヤ人たちを振り向きながらみて去っていくシンドラー…映画としてはここで終われば良かったのだ。
ラストの、シンドラーの墓に次々と石を置いていくユダヤ人たちの行列のシーンは余計だった気がする…。グッときてたのが引っ込んだ。
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コメント

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宵乃 2021/04/02 07:26

大分前に見たので詳細は忘れてますが

えらく感動したのを覚えています。自分だったら絶対できないですもんね…。
1100人、数字でひとの命を表すのもあれですが並み大抵のことではないです。
モノクロのなかでひときわ目を引く赤が今も印象に残ってます。
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maki 2021/04/03 16:32

宵乃 さんへの返信

こんにちは!
私は記事にある通り、シンドラーが「もっと助けられたのに!」と取り乱したところで感動(ぐっと来た)したのですが、その直後に感動が薄れるシーンがあったので、なんだかなーでした^;
従業員で、それだけじゃなく、ひとりひとりがプロなんだといって、助けられた命。そういえば、子供は子供で大人の手が入らないところを磨く「プロなんだ」と言ってたところも良かったですね!

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