
【概略】
ジーク、アール、ディックの3人は売れないバンド仲間。ある晩、ガレージに集まりバカ騒ぎをしていたが、あることが原因でディックが突然死んでしまい…。
製作年:2019年
製作国:アメリカ
収録時間:100分
ジャンル:コメディ
日本語吹替:なし
.0★★★☆☆
アメリカの片田舎を舞台とした‘とある事件’の顛末を描いたミステリー仕立てのダークコメディ。
うーん、何とも言えない。ブラックコメディのように笑うところはなかった気がする。
ディックの死を隠ぺいするため画策するアールとジークの二人の行動が、ことごとく裏目に出ていくところは面白いけれど。
あと、ついに追い詰められたジークが「逃げろ!コメット!!」って愛馬(まさに…「愛」)を逃そうとしたところは面白かったですね。
中盤ほどでディックの死因がわかってしまって(精液からのDNAで)、後半ちょっとテンポが悪かったですけど、そう、ディックの死因は「外傷性の急性腹膜炎」で。獣姦されていた…んだよね。馬に。馬並に凄いとか強いとか、聞いた事はありますが、それを体験しちゃった、みたいな。
またジークは奥さんと出会う前は愛馬コメットと、そういう関係だったらしいのですよね(※本人談)。
捜査する女性警官が女性のパートナーがいるレズビアンの人だったり、獣姦だったりと、ある種独特の話が、ダークコメディ寄りって事なのかな。
やがて後半になり、ジークが家族や、それも警察からも出ていけと言われたり、疑われたりとする展開は、ちょっと可哀想に思えた。
うまいこといえば、「ウマの合う3人が、羽目をハメ過ぎたせいで」ってことな話なんですが、まあ~そういう趣味の方々もいるだろうさという…。
ただ気になるのは、掘られてるのはなんで?って事だったり。掘るならわかるけども…馬に。精液を出させるほどのたとえば媚薬みたいなのを飲ませたのだろうか???
隠蔽工作がとにかくグダグダで、その場しのぎの言葉がさらに悪化を招いていくところは、馬鹿だなあ…と気楽には観れました。見守るしかないので、いやそうじゃない!と教えてあげたかったですね。
しかしうまいこといったよね、「ディック・ロング」ですか。でも映画の場合、ディックはロングじゃなくても良かったような。後ろからだもの。
レズビアンの警官が、ジークに対して「この変態野郎」と言うのですが(ゆったっけ。ゆったかな?)、動物性愛者であるジークを、その場面はちょっと気の利いたエスプリ的なシーンでしたね。
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