
【概略】
ペットの声が聞こえる孤独な青年が、一人の女性に恋したことから思わぬ猟奇的事態へと落ちていくさまを、狂気の世界に身を置く主人公の視点からポップに描き出した異色ダークコメディ。
製作年:2014年
製作国:アメリカ
収録時間:103分
ジャンル:コメディ
日本語吹替:あり
.0★★★★☆
ライアン・レイノルズ主演。ジェマ・アータートン、アナ・ケンドリック共演。
ねっこ(猫)可愛すぎる。「殺しは俺をイキイキさせる」可愛いのにかっけえ。
これ絶対アナケン演じるリサのほうが可愛いパターンでしょ、と思ったら、ライアン・レイノルズ演じる主人公ジェリーはフィオナ役のジェマ・アータートンに恋してたんですねえ。
職場の美女フィオナを強引にデートに誘ったけど、フィオナは会社の同僚たちとカラオケに行って「え!伝言聞いてなかったの?」とかしらばっくれて言うんだけど、雨が降ってたし寒いから、おすすめのバーガー店に行きましょ!って車をぶっ飛ばしてたら、鹿が突っ込んできて、鹿が「殺してくれエ…」というので殺したら、フィオナが逃げ出して、追いかけていくもナイフを持ってたジェリーは勢い余ってフィオナを刺してしまう!?しかもザクザクと。
一旦家に帰宅し、ありのままを二匹に話すんだけど、二匹のというか猫の言った通り、「始末しないとヤバい!」って事で、なぜかフィオナを細かく切り刻んで、頭部を冷蔵庫に保存。そしたらしゃべりだした!
展開的には淡々としているんだけど、会話の中に笑えるところをちょいちょい出しますね。
ペットの声が聞こえるって、一度は体験してみたいことだよね、ペットのいるご家庭なら、尚更。超シニカルなひねてる猫や相棒の犬のほか、小動物や魚なんかも。
精神科医が出す薬を飲むとペットやフィオナの声が聞こえなくなるのとか(精神系の薬はほんと頭への作用凄いよね)、納得出来たり。ジェリーは一人は嫌だ!って薬を捨てちゃうのよね。
ジェリーは実はかなり辛い過去をもってて、それで精神病院に入れられてたんですね…。母親、あとの事考えてなかったのかね。ジェリーにとどめ刺させたら、ジェリーが母親を殺した事に世間上なっちゃうじゃない。
リサはジェリーに好意を持ってて、二人はデートして一夜を共にする…。「人生最高の夜だ!」コピー室でイチャイチャ(出来なかったけど)しかけたりもする。
でもフィオナはリサを友達にしたいと言って、首を持ってこいという。
ある日リサが突然ジェリーの家にサプライズ登場して、でも血まみれそのまんまの部屋の状況をみて察し、恐怖に身を慄かせる。逃げようとした彼女を突き飛ばしたところ頭を打って、結局リサも殺されてしまう。頭だけになる。
リサに連絡がつかないし彼女と最近付き合い始めたジェリーにも連絡が付かないから、アリソンがジェリーの家を訪れる。そしてアリソンも首になって冷蔵庫に。
精神科医に人を殺した事を相談すると、電話しそうだったのでそのまま誘拐して連れて帰ろうとするんだけど、その頃アリソンが戻らないので職場の同僚がジェリーの家に侵入して「警察を呼べ!オエエ」となる(笑)
独りは寂しいのよと言った先生のため、冷蔵庫からフィオナの首を持ってきて目の前においてあげたら、先生がフィオナの首を見て「あーーーー!!!!」と叫ぶところでフィオナも猫も叫ぶとこ、なんか面白かった。
そして警察が突入。逃げる時に引っかかって、思いがけずガス漏れで爆発。ボーリング場内で助かっていたジェリーも、このままここで死んだほうがいいのか、逃げたほうがいいのかってのも、猫と犬の意見を両方聞いて「自分で」結論を出す。
ジェリーと離れた事で、首が通常のフィオナではなく、普通に遺体の頭部に変化するとことか、こういう細かい所をちゃんと描いてくれるから、良いね。
ねっことわんこは、お互いお前の事好きだったぜ、じゃあなとそれぞれの道を歩むことにして別れる。
最後イエスさまとミュージック・エンドロールになってて笑った。「イエスさま。愛をありがとう」やっぱりアナケン歌うまいし。
コメント