アクション・SF・歴史・パニック

デスマッチ 檻の中の拳闘

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【概略】
仕事のない元海兵隊員・アールは、妻と子どもと貧困に喘ぐ日々を送っていた。一方、アンガスは妹と麻薬を売り捌きながら生活していた。そんなふたりには共通の目的があり…。
製作年:2018年
製作国:アメリカ
収録時間:102分
ジャンル:アクション
日本語吹替:あり

.0★★★☆☆
ジェイミー・ベル、フランク・グリロW主演によるクライムアクション。
ええ~これ、どっち応援したらよいの!?悪いグリロおじさんと可哀想なベル君だよ。とか思ってたんですけど…。
薬中の妻もいて自身に職がなく貧困家庭の元海兵隊員アール、薬物を妹と作って売ってる密売人アンガス。
どちらも事情は悲惨。アンガスなんて「やれよ」とかいって妹にどうせ殺す相手に「性交」の快感を与えてから殺させてる。
薬中の刑事はアンガス兄妹が殺した相手の殺害現場で、「アンガスの仕業だ、あいつは害毒。相手はどうせあの女(妹のこと)だ」とピンポイントで当ててる。
アールは、ドニーブルックにあるでかい拳闘の大会に出るため息子と旅立つ。アンガスの妹デリアは、兄から逃げてドニーブルックで薬を売ってとんずらすると同道になったアールに言う。
デリアは別に悪い子ではないんだよね…男たちに搾取されてきた自分を嘆いてはいる。アールの妻タミーや子供たちが、アールにとても愛されている事を、羨ましく眩しく思っていた様。「それってどんな感じかな…」愛に飢えている。
アンガス役のグリロおじさんが超凶暴な悪漢で…。妹探して三千里、追ってきてた例の刑事にも銃をぶっ放す。
事情の悲惨さと二組の旅路をじっくり描き、拳闘シーン自体は後半少しだけでしたが、拳闘が中心の話ではないんですよね(アクション映画であってアクション映画ではない…)。
で、実際に檻に囲われた中で、複数人の同時拳闘が行われます。最後に立ってたもの勝ち!ってことなんだけども、まあアンガスとアールが残るよね。
休憩タイムで、アンガスはアールに「勇敢なガキだったよ」と息子がつけてたネックレスを渡す。そのことがあって、アンガスに今まで勝てたことないアールが「俺の!息子を!殺しやがって!」とアンガスの首のをひねって勝利…。
主人公がアールで、悪役がアンガスってことなんだろうけど、これアンガスもデリアも死んでますからね…。アンガスは、子供を殺すのも妹を殺すのも、少しも躊躇しなかったんだろうか。妹の方は画面が暗く、息子のほうは抜かれてたので、その表情はあまり読み取れなかった。でも、少しも悪いとか思ってないとしたら、本物の「悪」でしたね。
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ジャンル: 映画
テーマ: 映画感想
( 最終更新日: 2021/01/13 Wed )
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