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THE WAVE/ザ・ウェイブ

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【概略】
ノルウェーのガイランゲルフィヨルド。広大な山々に囲まれた大自然豊かな世界屈指の景勝地は、日々観光客で賑わっていた。一方、ここは過去に山崩れの大災害が起きた危険な一面もあり、地質学者のクリスチャンは、長年この地で地質研究に取り組んでいた。しかし、家族の将来を考え、大手石油会社からのオファーを受け入れ、家族と共に都市部へ引っ越す事を決めていた。そして、引っ越し前日。クリスチャンは、ホテルに妻と息子を残し、愛する娘と住み慣れた我が家での時間を過ごしていたが、突然、自然の異変を察知する…。
製作年:2015年
製作国:ノルウェー
収録時間:105分
ジャンル:パニック
日本語吹替:あり

.0★★★☆☆
津波パニックです、見た事で災害を思い出してしまう人もいそう。災害時の映像や緊迫感は凄く良かった。
地質学者のクリスチャンは、転職するため引っ越す日に、気づいてしまう。「山の岩盤が壊れる」水位が急に下がったのはそのため。おかしい。そしてその通り、ケーブルが切れてて一気に岩盤が崩れ、大津波が発生します。
クリスチャンが調べて過去の例でも岩盤の隙間の収縮が起きてから崩落していた。
「10分しかない!」崩落して津波が起きてから、観光地や住居のほうへ津波が押し寄せてしまう時間でしょう。
ホテルで人の誘導をしていた妻と泊まっていた息子ソンドレ、元自宅で寝てたクリスチャンと娘ユリアは別々になってしまう。
クリスチャンは車に足が挟まれた知人女性を放っておけず、娘を知人に預けて、早く高いところへ逃げてくれと叫ぶ。結局ユリアは無事だったんだけど、間に合わずに車に一緒に乗り込んだ知人女性は亡くなってしまう。
なんかさ、相手を責めないのが現実味ないよね。例えば妻だけ亡くなってクリスチャンが無事だった事とか、ホテルの客のマリアとその夫フィリップが、ソンドレを一緒に助けようとしてマリアだけ助からなかったこととか。
特に客のマリアとフィリップなんて、完全にマリアの慈善でこんなことになったのに、自暴するだけで夫はクリスチャンの妻を責めない。
しかし、津波の表現は恐ろしいほどでした。津波後の状況も、舞台が夜だからってのもあるけど、本当に壊滅状態になっていて。恐ろしいよ。
クリスチャンが妻子を探す、バスの中での死体の山。一方、地下シェルターに逃げ込んだ妻と息子とフィリップ。こっちはこっちで水が入ってきていた。パニックになったフィリップは完全に足手まといどころか水中に息子を引きずり込もうとしていたので、結果的に殺してしまう羽目にも。
結局ホテルで妻子を助けるのもクリスチャン。危ないとこもあったけど…。
しかし、最後の3人並んで歩いてきて娘と合流するシーンは、ちょっと安直だったかな。ただその直前に救助機で家族が降りてこなくて落胆するユリアのシーンは良かった。
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ジャンル: 映画
テーマ: 映画感想
( 最終更新日: 2021/01/03 Sun )
  • コメント: 2
  • トラックバック: 1
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コメント

  • fjk78dead
  • URL

単純なんだけど、水たまりの波だって、でかいだけで怖いというのは良い。特に新しい着眼点とかないけど、しっかり楽しめた。

fjk78dead さんへの返信

こんにちは。
確かに目新しさはないのですが、引いたあとの観光地の残骸というか
めちゃくちゃになった姿とかみると、胸が痛みますね。
エンタメ的にも、それなりによく出来ていたのではないでしょうか。
つい先ほど、続編の(今度は地震だ!)を観ましたが、
それもなかなか描写がえぐい作品でした。
昔の日本沈没とかの邦画とはまた違うんですよね~

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