
【概略】
腹話術を使ったマジックを始めたのをきっかけに売れっ子になった小心者のコーキー。たちまちスターとなるが、恐れをなした彼は故郷に帰ってしまい…。
製作年:1978年
製作国:アメリカ
収録時間:107分
ジャンル:サスペンス・スリラー
日本語吹替:なし
.0★★★☆☆
アンソニー・ホプキンス主演。
腹話術師の人形が次第に人格を帯びて行く…という話です。
序盤は売れないマジシャンの時期を描いてて、中盤になると、スター(いつの間にかなってて)に。
だけどどうしても健康診断を嫌がり、地元へと戻るコーキー。
片思いだと思ってた女性ペグに再会し、愛し合うも彼女は夫持ち。
でもすでにもう腹話術で人形ファッツを操ってるって感じではない。まるで別人格のよう。
追いかけてきたベン(スターとして発掘しててくれた人)を、人形ファッツが言う通りに殴り倒し、湖に沈めた…。
更にペグの夫デュークを、岸にあがってきてたベンの遺体と一緒に布でくるんで、重石をつけて湖に沈めた。
ベンはファッツを振り回して撲殺しようとしたコーキーでしたが、デュークを殺したのは完全にファッツでした。う、動いてたもん!
でも結局、ファッツの言う通りにペグを殺す事を選ばず、自死を選んだコーキーは、ファッツに屈したと見せかけて、孤独に(終盤のファッツの台詞の中で、「おまえはいつも独りだった」ってのがあるんです)ファッツもろとも…なところはなかなか良かった。
これがホラー映画だったら、ファッツは実は人間だった…ってことがありえそうなんだけどもね(そちらも面白そう)。
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コメント
人形の存在感に負けないホプキンスさんの演技が印象に残ってます。
途中、人形が勝手に動いているように見えるのは主人公視点とかでしたっけ?
サイコサスペンスかと思わせてホラーっぽさもあり、地味ながら引き込まれるものがありました。人形の造形だけなら怖くないのに、ここまで不気味さを出せているのがすごい。
こんにちは。
5分人形ファッツを黙らせるシーンがとても良かったですよね。
たった5分間が、沈黙出来ないの。
コーキーはソワソワしはじめ、結局、5分待たずに話しちゃう。
これは、サイコサスペンスですよね?ということは、人形=コーキー自身ということなのでしょうね。
設定的に、ホラーにしても面白かったですけど。