ラブロマンス・青春・コメディ

お名前はアドルフ?

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【概略】
エリザベトとシュテファン夫婦は、弟や親友たちと共に晩餐を楽しんでいた。そんな折、間もなく生まれる弟・トーマスの子どもの名前を当てるクイズが始まるが…。
製作年:2018年
製作国:ドイツ
収録時間:91分
ジャンル:コメディ
日本語吹替:なし

.5★★★☆☆
生まれてくる子どもの名前をめぐる家族バトルを描いた群像コメディ。
お国がドイツで、確かに、この名前は…と思う人もいるでしょうね。
でも、「いじめを受ける」はまあいいとして、「家族にアドルフがいたら話は別よ」ってのが、日本人にはそこまでピンとこないけど、たくさんのアドルフさんに失礼ではある。起源は「あのアドルフ」だけど。
日本では置き換えることが出来ない歴史的虐殺者、ということで、トーマス以外は「えっ!?」てなるのです。
トーマスは別にアドルフという名前が虐殺者を生んだわけではないって訴えるのだけど(プールのサンダルはアディダス製だけど、アディは創設者アドルフからとられてる、とか言うのです)シュテファンはなまじ大学で教鞭をとってるから、マウントをとりたがって、執拗に「ありえない!」と畳みかけてくる。
でも実はこれトーマスのブラックジョーク。シュテファンがやっきになって反論してくるから、本当の名前パウル(父親の名前をとった)を言わない冗談だった。
トーマスや彼の妻アンナの言葉(「いい案でしょ、私が決めたの」とか)に、いちいち突っかかってくるシュテファンに観てるこちらもイライラ。シュテファンがおばさんの犬を、湖に枝をなげては繰り返してやがて犬が沈んでしまい犬を殺した少年時代の過去で、シュテファンをかばったつもりのトーマスに「俺の殺しを横取りしやがった!」って叫ぶシュテファン。もうこれ手が付けられないよ。
アドルフって名前をつけたよ^^というジョークから、家族の内輪の本音がぽろぽろと。
シュテファンがイライラしたけど、会話自体は面白かった。
レネの恋人とか、エリザベトとシュテファン夫婦の溝とか。レネの女王様ってあだ名はなんとなく雰囲気がね(笑)「紫いろの服を着るからゲイだって!?」とかは完全偏見だけど。
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ジャンル: 映画
テーマ: 映画感想
( 最終更新日: 2020/12/15 Tue )
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