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9人の翻訳家 囚われたベストセラー

2020/11/29  13:28
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【概略】
全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の各国同時出版のため、9ヵ国の翻訳者がある洋館に集められた。翻訳者たちは外部との接触が禁止され、日々原稿を翻訳するが…。
製作年:2019年
製作国:フランス/ベルギー
収録時間:105分
ジャンル:サスペンス・スリラー
日本語吹替:なし

.5★★★☆☆
全世界待望の世界同時出版のため、厳重な建物に閉じ込められて翻訳する9人の翻訳者たち。それは、海賊版と違法流出を恐れたためだったのだけど、著者の同意のもと、彼らを世間から隔離して極秘に翻訳を進めることに。
しかし、出版社のオーナーのエリックのもとに、一通のメールが。脅迫と、何故かネットに原稿が漏れている。エリックは翻訳者たちの中に犯人がいるのではと疑い…という話。
謎解きのミステリ系なのかと思ったら、かなり練られた壮大な復讐劇でした。
印刷の早いコピー機が日本製だという台詞にちょっと笑った。そういえば、翻訳者の中に日本人はいなかったねー。そして、本当にコピーが早いから笑わされる。
中盤あたりから少しずつどんでん返しが行われていくのが、これがなかなか面白い。そして最後には、意趣返しは果たされ、そうか…と静かに納得させられた。
翻訳者の人たちって、母語以外に何か国語いけるのでしょうね?銃口を向けられるあるシーンで、翻訳者たちが口々に外国語で連携を図ろうとするんです。3、4語で話してた??
意外とエンタメ性もあって、テンポも良いし面白い作品だった。
ただ疑問も少しあって、各国の翻訳者を選んだのはエリック…それをアレックスがどう知ったかがよくわからなかった。著者ブラック(老)にエリックが教えて、それでアレックスに伝わったのかなあ。
とにかく脚本が見事でした。
自死しちゃう女性翻訳者さんの前夜の台詞も…急に語調が強くなるところとか、なんだか妙に心に刺さったなあ。
翻訳って難しいよね、同じ原作を違う翻訳者で読んだことがありますが、そりゃもう情感、印象、心象風景もろもろ色々違いました。そういう意味では難しい仕事の一つでもありますね。
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「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」 - ここなつ映画レビュー

ネタバレは決してしてはいけない作品なので、ストーリー等は詳らかにできないが、ベースとしては、ベストセラー作家の最新作「デダリュス」を9か国語に翻訳するため、9人の翻訳家がひとつところに集められて、秘密裏に翻訳の仕事を行う、という設定。秘密裏も秘密裏…出版前にその内容が世間に出ることを防ぐため、堅牢な建物の内部で、あらゆる制約を受けながら翻訳作業を行わなければならない。世界中から選ばれた9人の...

『9人の翻訳家/囚われたベストセラー』(2019) - 【徒然なるままに・・・】

世界的な大ベストセラー小説「デダリュス」完結編。これを各国で同時に出版するために、9カ国の翻訳担当者が人里離れた洋館の地下室に集められた。原稿の違法な流出を避けるため、彼らは外部との接触を禁じられ完全な監視体制の元で作業は進められる。だがある日、冒頭の10ページがネットに流出し、出版社の社長宛に現金を要求するメッセージが届く。そして要求を受け入れなければ、更に次の100ページを公開すると予告...