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ラブレス

2020/11/13  22:34
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【概略】
一流企業で働くボリスと美容サロンを経営するジェーニャの夫婦は離婚協議中。言い争いのたえない二人は、その日も12歳の息子をどちらかが引き取るかで、激しい口論となる。互いに息子を引き取りたくない押し問答、その声をアレクセイは耳をふさぎながらも聞いてしまい、声を殺しながら泣くのだった。二人は浮気をしており、一刻も早く新しい暮らしを始めたいと考えていた。そんなある日、二人が互いにデートで家を留守にする中、アレクセイが登校したまま行方不明になってしまう…。
製作年:2017年
製作国:ロシア/フランス/ドイツ/ベルギー
収録時間:127分
ジャンル:サスペンス・スリラー
日本語吹替:なし

.0★★★★☆
「父、帰る」のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督作品。
幸せを渇望し、愛を見失う。
息子の親権を争って喧嘩しているならわかるのだけど、どちらも引き取りたくないという喧嘩なのですよ。どちらも要らないって…本当に実親なの?
影でそれを聞いていたアレクセイが声にならない慟哭をあげ、ホラー映画ばりの物凄い表情をみせるのですが、もうほんと胸が痛かった。
幸せになろうとして結婚したはずなのに、愛を失い、その結晶の実子までもを疎むようになるって…。結婚&離婚はしたければするがいい。でも、親が子を要らないって言うのは違うでしょう。
この監督の作品は毎回胸に刺さるメッセージ性を映画にいれてきますが、本作では人間(親)の身勝手さを痛感した。なる予定もないけど、絶対にこんな親にはなりたくない。
「父、帰る」「ヴェラの祈り」「エレナの惑い」「裁かれるは善人のみ」さらに、本作…タイトルがまさに愛を失った「ラブレス」。相変わらず映像は美しい。だからこそ、妙に孤独というか虚しさが溢れかえってる。
何も悪くないアレクセイ少年が行方不明になっても、互いを罵るだけの夫婦に、怒りを通り越して呆れ果てた。自分の事しか考えてない。
両親二人のそれぞれの不倫現場で一応言い分も明かされるのですが全然共感出来なかった…。
警察も非協力的(これでも協力してる方、らしい)で、民間の捜索隊に助けてもらう。
そりゃ子供がいなくなって「は?」ってくらいは感情を動かされたらしいけど、相手を傷つけあう言葉の応酬に辟易しつつも、あるよね、こういう家庭…そう思った。
モールや地下鉄などの映像にも映っていなく、秘密基地にもいなかった。誘拐の可能性もあると警察に理解してもらえたが…。
終盤、ある子供の遺体を見せられて、夫婦は「あの子じゃない!」と言います、酷い状態の遺体に、一応DNA鑑定をしたほうが良いと言われるのですが、ジェーニャが「あの子を手放すつもりはなかった!」って叫びだし、ボリスは泣き崩れるんだけど、これって、つまりは遺体はアレクセイでそれを信じたくないという現実逃避なのかな…?
ラストはアレクセイが消えて数年後、何事もなかったかのようにそれぞれの不倫相手だったパートナーらと2人は新しい暮らしをスタートさせているというもの。
冒頭でアレクセイが木に引っ掛けた赤白のテープがはためいて…始めと同じく叩きつけるようなピアノの音が不協和音のように胸にざわつきを残し、終わります。
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