クワイエット・フレンド 見えない、ともだち

【概略】
ベスの息子・ジョシュは空想上の友だち‘ゼット’と会話する内向的な子どもだった。やがて、ベスの家で不可解な出来事が続発し、ベスはゼットが空想の存在ではないと思い始める。
製作年:2019年
製作国:カナダ
収録時間:84分
ジャンル:ホラー
日本語吹替:なし
.5★★★☆☆
全ての子供に…とは言わないけど、空想上の友達がいる場合はありますよね。一人っ子とかだといるかもしれないよね。
プレイランドで姿を一瞬みた気がするし、普段の息子ジョシュとはまるで違う周囲からの話もあわせて、何かおかしいと、次第にベスは空想上の友達「Z」が本当にいるのではないかと思うようになる。
特に、ジョシュの友達で、ジョシュが会いに行ってすぐ二階から落ちてきたダニエルの一件で(友達を突き落とした?)、息子ジョシュを見る目が変わったのは確か。
しかし介護してた母親が亡くなって、自分が幼い頃のビデオをみていて、自分も「Z」という空想上の友達と遊んでいた事を知るベス。
そういえば、精神科医も「…Z?」って不思議がっていたから、もしかするとあの精神科医は一家の馴染みの医者だったのかも知れないなと思っていたらそうだった。「また起こったんだね」と言っていたしね。
おもちゃが怖いくらい暴走して「Zを想像して」とメッセージを送ってきたり…。すっかり反抗的な息子がいうZの言動も、ベスをハッとさせるものだった。
そして、精神科医から昔の自分のビデオを見せられると…「ヤツはずっと君を探してたんだ。息子さんを通じて再び君と通じ合おうとしてる。手に入れたいのは君だけだ」。え、こわ。「(Zと)結婚していっぱい子供をつくるの」っていう少女時代の可愛らしい夢も今だと怖いわ。ベッドに彫られた「ベス&Z 4EVER」(フォーエヴァー)もさ…。
そして帰宅すると無残に殺された夫(「遊びの時間」と血文字で書かれてある)と、ジョシュが連れていかれて、「私はあなたのものよ!息子を連れて行かないで!」と懇願し、一旦は事なきを得るんだけど、妹にジョシュを頼み、ベスは焼け落ちた自宅へ再び戻るのですが…。
ベスの家を訪れたこの老精神科医、鋭すぎる。いいよいいよ、渋くて好みだよ。一瞬でもその背後にZの姿をみたベスはすぐに追い返します。
Zとの生活。起きてみると、花嫁衣装が用意されてたり…着々とZとの約束である「結婚」が現実の様になる。最終的にはあれか…「いっぱい子供を作るの」この展開はやだな…と思ってたらさすがにそこまではなかった。
しかし隠れてジョシュに電話してたベスに嫉妬したZは、妹のところにいるジョシュを人質に…。ベスを心配した精神科医は警官と来て「Zを止められるのは君だけだ、頭から追い出すんだ!」
「止められるのは私だけ…」ベスは首を吊り…発見が早かったので死には至らなかったものの、介護が必要な廃人になるというエンド。そして最後にジョシュは人やおもちゃにおやすみと声をかけていくのですが、最後の最後に、「おやすみ、Z」と…。そう、終わってなかったんですね。
スリラーって書いてあるけど確かに人の心理的な部分でスリラーと言われればそのように感じますが、内容を見たらホラーなのでホラーに分類しました。
あの映画化と思った
でもこれはこれで面白そうです。人間ホラー? 的な感じがして、観てみたいなという気持ちはあります。
キャッチコピーの「あなたの解答力が試される」というのにも惹かれますね。
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映画マン さんへの返信
「解答力」は何処で出てきたのか微妙ですが、
とりあえず私は(自分の)記事の通りかなと思いました。
どちらかといえば、スリラーかもしれませんね!
タイトルが似てる「クワイエット~」とか、「イット~」とか、一時期たくさんでてましたからね~(笑)