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カラー・アウト・オブ・スペース-遭遇-

2020/10/21  21:35
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【概略】
ガードナー家の庭に、奇妙な‘色’と共に巨大な隕石が衝突。一家は水文学者や奇妙な隣人の助けを借りて、地球外変異体に戦いを挑む。
製作年:2019年
製作国:ポルトガル/アメリカ/マレーシア
収録時間:110分
ジャンル:SF
日本語吹替:あり

.5★★★★☆
『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』のスタッフがH・P・ラヴクラフトの原作をニコラス・ケイジ主演で映画化。
冒頭の部分が凄くラヴクラフトっぽい。でも本編が始まれば、そんなに小難しい話でもなかったので安心。
奇妙な「色」ってのが気になったんだけども…紫ピンクに光っていました。
甘い言葉を囁くニコケイ「君はいつまでも僕の宝物だよ」(これ後半でも使われる台詞)。その後、隕石が庭に降ってくる。
主要人物は、ネイサン(ニコケイ)と妻テレサ、娘ラヴィニアと長男ベニーと次男のジャックのガードナー一家に、隣家のエズラ爺さんと、水文学者の黒人青年ワードが協力者。
野菜を切ってた妻が次男に話しかけられた衝撃で指を切り落として振り向くシーン、なんとなく「ススムちゃん大ショック」的な構図に感じました。不穏さが徐々に高まっていくような感じ、好きです。
隕石は数日で小さくなって消えてしまう。
気付くと庭に根付いていた井戸の周囲の植物…「君が植えたのか?」「いいえ。多年草じゃないの?」なんてのんきな事言ってましたが、ジャックが井戸を覗くと、井戸のなかに卵のような隕石のようなものがあって、そこから産まれたカマキリみたいな紫ピンクの虫…。
家周辺の何かがおかしい。昼間だったのにいきなり暗くなっている、みえない友達と遊んでたり、急に怒ったり、ガン病棟のような「臭い」。
ワードは地下水が汚染されてるかもしれないと言っていて、一家の他に、エズラ爺さんにも忠告しに行ったんだけど、エズラ爺さんは「この音が聞こえるか?」とテープに録音したキィキィーという音をワードに聞かせる。
実はこの音は、ガードナー一家のもとでもあって、電話がこれに邪魔されて聞こえなかったりしてた。
ニコケイも奥さんもキレやすくなっていく。
トマトに次々とかぶりつき「不味い!スラムダンク!」とゴミ箱シュートでキレるニコケイ(笑)とにかくキレやすくなってるので、車に怒鳴ったりとかキレる演技に定評のあるニコケイにはぴったりの配役だった。
夜、アルパカの小屋で紫ピンクの「あるもの」を見てしまって、長男と次男は逃げようとするんだけども、次男を助けようとして、ベニー(長男)の目の前で、母親のテレサとジャック(次男)が光線を浴びて「くっついて」しまう。
ここ、遊星からの~を思い出すシーンだった。ラヴィニアは、「吸収して、まるでジャックをお腹の中に戻そうとしているみたい」と言うけど、まさにそんな感じ。体と体がくっついてひとつになっている化け物みたいになっていた。
たくさんのアルパカがくっついているシーンも、まさにそれ(遊星からの~)系でした。銃で撃ちまくるネイサン。
えっこれホラーじゃないの…。後半なかなかな展開なんだけど。
でもネイサンももうおかしくなってるんよね…「さあ、ママの餌になるんだ」と娘を部屋にいれる。「ママぁ…お腹すいたァァ」くっついてるジャックがそう言いながら、まるで蜘蛛のように母親が動き、助けを呼ぶラヴィニアを襲っているところを、ワードと保安官が突入、一緒にいたネイサンが妻と息子を撃つことで娘を助ける。
紫ピンクの光が襲ってきて、銃をかまえたネイサンを事情を知らない保安官が撃ってしまう。父親の亡骸を抱いて、ラヴィニアは「私はここにいる!」と言うのだけど、エズラ爺さんのほうにも異変があって。
エズラ爺さんの録音したテープ、多分あれ逆再生したのかな、そしたら、違う星から来た「異生物」がこの土地にやってきて、あらゆるものの命は奪われる、「水を飲むもの」は全て、と言っていることがわかる。
保安官もやられて、井戸のほうへと逃げてきたワードは、紫ピンクの宿主となったラヴィニアから発光する光をみて、触っている土からニョロニョロみたいな微生物が伸びてきてたり、ラヴィニアが光のなかへ消えていくのを目撃する…。
いやー実に面白かった。ニコケイの「不味い!スラムダンク!」だけでも4点はあげちゃう。さらに死んだあとも奇行を続けるニコケイに半点も。
時がたって、ダムの底に沈んだガードナー家の土地をみているワード…「だがそうなっても僕は水を飲まない」。あれは、いうなれば宇宙からの色だった。錯乱する人々の目に深淵なる淵を見せるのだ。ワード役の人、格好良かった。
単なる隕石襲来の話ではなく、異星人とのコンタクト(一方的に襲撃)的な話だった。結局、一家は誰も助からなかったし、語り部役的になったワードや、本編に流れるニュースのダム建設の話とか、ラストへの伏線もちゃんとあった。
インタヴューを受けてたネイサン(ニコケイ)の髪をしきりに気にする様子とかも、なんかズラっぽくて実に良かった。
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コメント

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ヒロ之 2020/10/23 21:38

こんばんは!

コメントありがとうございました。
呆気にとられると言うか、啞然呆然にさせられるというか、またとんでもない映画を撮ったもんだなて、色んな意味で見入ってしまう作品でした。
ニコケイのキレ芸は安定していて良い意味で楽しめましたし。
宇宙の色というものを想像で映像化させたシーンが一番印象に残りました。
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maki 2020/10/24 21:49

ヒロ之 さんへの返信

こんばんは。
宇宙の色…紫ピンクのことですかね?
私は実はそこにはあまり惹かれなかったです、もっと超自然的な色かと思っていたので…。「奇妙な色」と共に襲ってくるというものを表現できるのがあの色だったのかあ…というくらい。
ただこの脚本にニコケイを持ってきたのは正解でしたね。違う俳優さんだったら、多分面白くないものになっていたでしょうね。
キレ芸とか髪の毛とか、いつも、気になるところを残してくれてありがとうございますという気持ちです(笑)

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