ラブロマンス・青春・コメディ

おとなの恋の測り方

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【概略】
敏腕弁護士ディアーヌは仕事のパートナーで、3年前に離婚した元夫とオフィスで会うたび喧嘩ばかり。ある日、アレクサンドルという男性から彼女の携帯を拾ったとの電話をうける。知的でユーモラスな話に魅かれたディアーヌは、彼と会うことに。ドレスアップし、期待に胸を膨らませた彼女の前に現れたのは、自分よりもずっと身長の低い男性だった。落胆する彼女だったが、茶目っ気たっぷりのアレクサンドルにいつのまにか魅了されていく。デートを重ね、惹かれていくディアーヌ。ただ、どうしても身長差が気になってしまう。果たしてこの恋の行方は…?
製作年:2016年
製作国:フランス
収録時間:98分
ジャンル:ラブロマンス
日本語吹替:あり

.0★★★★☆
ジャン・デュジャルダンが低身長の男性を演じています。
顔も中身もイイ男なんだけど、身長だけが低すぎる相手と戸惑いながら恋に落ちていくディアーヌ。
男はそんな彼女を愛しはじめながらも、彼女の不安を敏感に察して苦しむ様子が、爽やかに描かれているのが良い。
外見よりも中身だという考えは当事者同士のものであって、それを周囲も理解せよというのは難しいだろう。小さい時から洗脳のように植え付けられた「普通がいい」と思い込んでるって秘書が言ってたけど、それもわかるなあ。
ジャン・デュジャルダンは、実際の身長より50センチも低い役を好演。
ただの身長低い男性と言う設定ではなく障害をもっているってところで、重めなテーマになりそうなところを、フランス映画らしいユーモアを含めてさらりと描いている。
会うたびに新体験できるって凄いし、顔も広く、息子思いでもあり、会話してて面白い。とっても素敵じゃない?
ディアーヌの母の今の夫の「僕も障がい者だ、(でもあなたは外見は普通よ)障害は君の中にあるようだな」って、凄くいいシーンでした。
誰かに会うたびに嘲笑され、会話で彼を傷つけていないかとても気になるし、「この恋を続けてもいいかい?」といつか聞かれてたけど、あの時と今では、彼の存在の大きさが変わっている。だからこそ、辛いのだ。
でもディアーヌが空から飛んでアレクサンドルに愛を告げに行くところ良かった。勇気の前の勇気試しみたいなものだよね。
ラストの、愛の告白を受けてのアレクサンドルの悩む表情が凄く良かった。さすが、ジャン・デュジャルダン。かっこええ。
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ジャンル: 映画
テーマ: 映画感想
( 最終更新日: 2020/10/17 Sat )
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