
【概略】
郊外からやってきたキリスト教区の子供たちが、森の奥深くで行われる‘キャンプ・ホープ’に参加した。そこで子供たちは、神父から、神の道と悪魔の恐怖を学ぶのだが…。
製作年:2010年
製作国:アメリカ
収録時間:99分
ジャンル:ホラー
日本語吹替:なし
.5★★☆☆☆
契約共同体。このような組織が世界にたくさんあるなんて。
あれっジェシー・アイゼンバーグがダニエルという実は物凄いキーパーソンだけどちょい役で出演してたよ。
宗教は別に悪とは思いませんし、それで心落ち着くなら、その方の心の中で信心してればいいと思う。他人に宗教を強要しない限りには。
…で、このキャンプ・ホープはキリスト教のなのですが、ちょっとこのキャンプは異様だよね。そう感じるのは、歴史的に見るに日本人だからなのかもしれませんが。
映画自体は特に怖い事は起こらない。なりそうでならない。誰も死なないし、ほぼ傷つかない。主人公のトミーは悪魔の夢をみたりとかし、罪の意識をもったり、最終的には神なんて信じない!ってなる。
メリッサと一線は超えていないがそれらしき行為をしたこと、ダニエルの言葉、教会のマーク、悪魔。
罵る父親が言う「立派な男」って何???と冷めた目でみてしまいました。旧時代の押しつけだよねえ…。
一方、トミーの親友がキャンプを離脱するんだけど、医者の父親とトミーの両親のもとへ訪れ、親友だから心配なんだと話す。彼の父親(医者)が言うには、神父はいい人だけれど、ダニエルのときに「失敗」をした。トミーも同じく悪魔に目をつけられているのでは…みたいなことを話す。普通なら一笑でしょうが、彼らは敬虔なキリスト教徒。
トミーが、服を着たままオーガズムに達した事を懺悔すると、神父はメリッサを売春婦扱いし、おまえは罪を受け入れたという。ダニエルのこともすべてお前のせいだと、神父らしからぬ発言。そこでなにやら天井から何かが襲ってきて…。
聖母マリア像に祈ると、マリア像は「もう十分」とほほ笑むのですが、気づくとトミーは病院にいた。
そこで、病院の神父が「キリストの体」となにげなく食べさせようとするんだけれど、「本当にキリストの体なら、おそろしい。もう信じたくない、自由になりたい」とトミーが母親にすがると、まるで聖母のように母親は「もう十分」と泣きながら抱きしめてくれるのでした。
一方神父は目を開けたまま病院に収容されてた。
そして最後に実話に基づくと書かれてあったのですが、え。どこがどう実話なのでしょうか…?
そうそうラストカットはトミーが車内から聖書を投げ捨てるシーンだったのですが、メリッサや親友含め、あのキャンプから離脱した人のほうが、まともな気がしましたね。
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