
【概略】
エルサレムに住むパレスチナ人のサラームは、パレスチナの人気ドラマの撮影所に通うため、毎日面倒な検問所を通らなくてはならない。ある日、サラームは検問所のイスラエル軍司令官に呼び止められ…。
製作年:2018年
製作国:ルクセンブルク/フランス/イスラエル/ベルギー
収録時間:97分
ジャンル:コメディ
日本語吹替:なし
.0★★★★☆
パレスチナ問題をテーマにしたコメディ・ドラマ。
パレスチナとイスラエル問題…と言っても、国際情勢や二国の歴史にそこまで詳しくないので、何がどう…という事はうまく言えないのですが、でも紛争をしていても、いわゆる「連続ドラマ」は、二国の女性たちを虜にしちゃうって設定は、現実味と面白みが両方あって面白い。
サスペンス的な昼ドラ設定のこのテルアビブ・オン・ファイア(ドラマのタイトル)がスパイ的な設定とイスラエル問題、ユダヤ問題まで含めてて、それでいて両国相手のラブロマンスでもあるところも、私も続きがみたくなった(笑)
サラ―ムは、検問所で軽い嘘をついたことから、実際に「テルアビブ~」の(一部)脚本家になるんだけど、とくに小説家とかを目指してなかった彼が、奥さんや家族がドラマの大ファンだという検問所の所長に、とっかかりを得たくて相談、なんやかんやで二人でドラマの脚本の続きを作っていくところは可笑しかった。しかしそれがサラ―ムにとって厄介の種にも。
色んな人が「この展開は…」とか、「彼女の後釜は…」とか、「結婚式!」とか、色々言ってくるのです(笑)挙句の果てに、「癌で死んでヒロイン交代!」とか言う始末。そりゃ主演女優はおもしろくはないよねえ。
ドラマではヒロインとイェフダ将軍とのラブロマンスが続くんだけど、教会の場面で、プロデューサーの叔父さんの、1つだけ変更したいというヒロイン・ラケルが「ブーケを手にしてる、中のボタンを押す、ドカン!」で大笑いしたわ。
それにしても、冒頭以外、マルワン全然出てこないなって思ってたら後半出てきたわ。
更に所長含めて、うまい事丸くおさめたなー。新しいキャストで続編もはじまるし(シーズン2)。
ドラマのキャストの微妙に古くさい感じの印象が良かったです。
コメント
あのラストは久々に見たウルトラCという感じでした。
こんばんは。
確かに。
彼自身がこの職は~とか言ってましたので、明かされてみれば納得という感じもあり…(笑)
シーズン2は、所長がメインになるのかな