
【概略】
タックチー学園は香港で学力最低の学校として、教育局から補助金を打ち切られる寸前になっていた。そんな中、アメリカ帰りのチャン・ハップは、問題児が集まる6Bの担任になり…。
製作年:2018年
製作国:中国/香港
収録時間:101分
ジャンル:ドラマ
日本語吹替:あり
.0★★★★☆
ドニー・イェンが初の教師役に挑んだアクション満載のヒューマンドラマ。
これ…これはドニー版GTOだ!!!反町もびっくりのポイズンですよ(ポイズン言いたかっただけ)。
ドニー・イェン主演の教師と生徒もの、内容自体は古臭いタイプですが、そこにドニーさんのアクションが足されると、的な。
「全員、俺についてこい!!」ドニーさんの授業受けることが出来るなんて!何それ羨ましい。
テンポが良い演出だし、問題児ばかりが集まるクラスを担当して彼らを導いていくというわかりやすいお話。
導いてくれる教師がこんなにきちんと自分たちに向き合って問題解決してくれるドニーさんで最高の環境だから、そりゃみんな更生していくよね(ちょっと簡単にいきすぎではあるけど)。
めちゃくちゃ格好いいんだよ、強くて優しい。ジムでの攻防(シャワー室からのジャンプ)も良かった!
自身(ドニーさん演じるチャン・ハップ)もやんちゃをしていた過去があり、ある事件からタックチー学園をやめて、アメリカの軍学校で学ぶ事になり、卒業後は軍人として死と隣り合わせの生活。しかし目の前の人を救えない現実に虚しくなり、除隊し海外を色々と巡り、最終的に当時の校長が自分を後押ししてくれてた事に気づき、感謝する。もしかしたら、ハップはその校長先生のようになりたかったのかもですね。
次々と生徒たちの問題と家族への面会を果たしていくハップだけど、ある生徒と対面するためにマフィアを倒してニュースになった事で、先生と生徒たちに人気になり、次第に生徒たちも活き活きとしてくる。
先生たちも学園のために生徒たちの勉強を後押しするようになる。ドニーさん演じるチャン・ハップ先生の影響でね。
ドニーさんのアクションは相変わらずキレがあり、本当に素晴らしい。実はマフィアのボスはハップの学園時代の因縁の相手でもあり…。
結局、ハップは責任をとらされて辞めざるを得ないんだけど、「君たちなら出来る!」と言い残して去る。この事があって、更に生徒と先生は奮起する。
やっぱり、教師の情熱と生徒の学ぶ姿勢があってこその、「学校」だよね。そう思わせられる作品だった。
ドニーさん映画の中でも、一般的に見やすく、かつ面白い作品であったと思う。
最後は、因縁のマフィアボスと教室での攻防。「俺はただ、ピアノが弾きたかっただけなんだ…」このマフィアボスも、ハップに人生をある意味で変えられた一人。この台詞が胸に刺さりました。
ハップが担当した問題児ばかりの6Bのクラス生徒の中でも更に問題児の数人が中心な話になっていたけど、なんだかんだいってみんな、大人がきちんと向き合ってあげればとても素直で良い子たちばかりだったよ。
コメント
こちらにも。
教師役のドニーさんが又ハマってました。
過去の自分が犯した過ちを正しながら、教え子たちを更生させていくという話も良かったですし、それだけでは終わらず、ドニーさんらしいアクションも披露されていて、目と心で楽しめる作品ではありました。
こちらにもありがとう。
心も闘いも!
ホント、そういう意味ではGTOでしたよね(笑)昔漫画読んでたなあ。ドラマ化(最初の)も観てました、ポイズン。
アクションにも違和感がなく、劇中で、こうあるべき、というようなアクションでしたよね。(なぜそこだけファンタジーアクション!?みたいなのがなかったというか)
私はシャワー室から飛び出てジャンプしてる時のドニーがものっそ輝いてたのですが、ヒロ之さんはどうでしたでしょうか。
それにしても、ドニーさんの授業、めっちゃ面白そうなんですけど。