
【概略】
ワイト島で母親と暮らす17歳のヴァイオレット。孤独な日々を送る彼女の唯一の心のよりどころは音楽だった。ある日、島で公開オーディション番組が開催されることに。
ドラマ
.5★★☆☆☆
エル・ファニング主演。
エル・ファニングPVでしたねー。良くあるサクセスストーリーですが、エルちゃんの美貌と肢体を拝めるのは良かったです。
一度は不合格になるのだけれど、しかし他の出場者の経歴詐称がばれて、ヴァイオレットがティーンスピリットへの決勝に出場できたという設定。こういう音楽ものって、スターの階段を一気に駆け上がってその後一気に堕ちるってのが定石のような気もするけど、それはなかった。
それにしても、決勝前夜の夜遊びはちょっとなー。「ついて二日でのぼせ上がるな!」と言われるのも仕方ない。しかも相手側はレコード契約してくれるといって紛失したネックレスまで見つけてくれるんだ。
ライバルの人たちは皆歌がうまい。プロ?
選曲のせいなのかなんなのか、いまひとつエルちゃんの歌が(私の中で)盛り上がらなかったのは残念だったけど。「心が震えたぞ」とまではいかなかったわ…。
レコード会社の契約書にサインせず、自分の歌を最初に認めてくれたヴラドを選ぶのは、かなりの勇気要る決断だと思う。だって本当はサインしてたらスターになれたんだ。優勝しなくても。
結果的に、映画としては「魂の震える」歌を歌って、彼女は優勝する、という話だった。ここは、鑑賞者を唸らせるような歌が聞けると思ってただけに、ちょっと残念だなー。
もっとロックな曲を聴けるのかとも思ってたし、歌唱力が抜群に伸びるのかとも思ってた。エルちゃんて意外と声が低いのね。
決してつまらなくはないけれども、ストーリーが凡庸すぎて感情移入はあまり出来ず、歌もさらっと終わってしまったような作品でもあった。
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