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ボーダー 二つの世界

2020/05/07  21:21
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【概略】
違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分ける能力を持つ税関職員のティーナ。醜い容姿から孤独な人生を送っていた彼女は、あやしい旅行者と出会い…。
ファンタジー

.0★★★★☆
『ぼくのエリ 200歳の少女』のヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト原作によるダークファンタジー。
これ、ファンタジーのくくりでいいのだろうか、と思ってしまうんだけど、主人公が実は人間ではなく妖精トロールの生き残りという事で、一応よしとしました。
ただ、受け入れ難い人はいるかも。
醜い容姿の税関職員ティーナには、人間の感情を嗅ぎ分ける特殊な能力があり、違法な物を持ち込む者を摘発できた。森にすむ動物たちとも心通わせられるティーナ。ある日、彼女は勤務中、奇妙な旅行者ヴォーレと出会い、惹かれるのだが…という話。
虫の幼虫を食べあったり、いざ!という時に、伸びるペニスを持つヒロイン・ティーナ、膣を持つ謎の男ヴォーレは当然性交します。すると、ヴォーレは有受精の子供を産むのです。
世界に適応させるため、赤ん坊の時人間によって尻尾を切り取られた両性具有のトロール。
いままで、ヴォーレは未受精の子供をたくさん1人で産んでいて、その子らはしばらくして死んでしまっていた。
かつて人間はトロールを捕獲し研究と称してほとんどを絶滅させた。ヴォーレは父母トロールが人間により10年にも及ぶ拷問され無残にも殺されたとティーナに告げ、人間への復讐を考えていた。トロール目線よね。
でもティーナは、自分がそうであることに最近知ったってこともあるし、直接的にかかわっていない人間に害を及ぼしたくないと考えていた。人間目線よね。
この考え方の違いは、二人が決別するに足りうるものでもあり。
児童ポルノの男の幼児の一件で、ヴォーレが「チェンジリング(妖精の取り替え子)を知ってる?」と、男の共犯だった事がわかる。
しかも人間への復讐のために、子供たちは扱われてた、未受精の赤ん坊は取り替え子としてや、売られる事もあると知る。親切な隣家の夫婦の産まれたばかりの大切な赤ん坊も「チェンジリング」させられ。
最後の再会で、憤ったティーナが売ったのだろうね、ヴォーレに警官が手錠かけるんだけど、そのまま逃亡し去っていくヴォーレ。
父親は精神病院で守衛として働き、ティーナ(レーヴァ)の両親に「子供は任せてくれ」と願い出たようだった。
しばらくして、ティーナの自宅にヴォーレが産んだのであろう有受精の子供(トロール)が届けられる。尻尾のある子供…ひとめでトロールで有受精の子だとわかる。ティーナはこの子に虫を食べさせ…おそらくこの子を育てようと決意するんだろうけど。まあ、普通に考えて社会や法的に受け入れさせるのは難しかろうね。自分の例もある。
ティーナとヴォーレ役の方の演技は凄かった。決して美男美女じゃないよ。野性的な形というかね。ティーナの世界が変わっていく様は美しかった。裸で森を駆けたり、湖で泳いだり。良かった。
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コメント

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latifa 2020/05/14 08:44

makiさん、こんにちは
これ、私も見ました!
いやあ・・・なんというか、すごかったな。
かなり印象に残る作品でした。
最初の内、似た者同士ってことで、あっという間に意気投合して良い感じになって、そこから以後の展開が想像してない方へ・・・。
見終わった後、演じていた女優さんの普段の姿を見たら、人間界で一般的に思われるキレイな人なのにも驚いたわ。

感想、またそのうちアップしたらTBさせて下さいね
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maki 2020/05/15 20:58

latifa さんへの返信

こんばんは!
これ「人を選ぶ映画だけど、凄い…」っていう口コミをみて、とても気になっていた作品でした。
いやー確かに、なんか濃くて凄いものを見ちゃった気分。北欧映画はやはり面白いですね!
この監督さんて「ぼくエリ」もそうだけど、画づくりがとても巧みな気がします
フンガフンガいいながらキスしたりとか、なんかもう別次元の世界だったけど、設定も面白いし、
子供は無理…と思っていたヒロインが、最後トロールの赤ん坊を得て育てる決意するまでの感情とか、その辺の動きも、とても良かったです。
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ヒロ之 2020/05/18 16:39

こんにちは!

コメントありがとうございました。
前情報入れず、ジャケット借りしたのですが、なんじゃこりゃ!と良い意味で衝撃を受けながらもどんどん引き込まれしまいました。
いきなり特別な顔したおばさんが出てきた時は本気でビックリしましたが、トロル同士だから共感出来る中でも決して人間は傷つけない事だけは変えないというか心の内で葛藤しつつ、最終的にトロルの赤ちゃんを抱いて見せた表情には何とも言えない「切なさ」を強く感じました。
想像(創造)が豊かでないとこういう物語は生まれてこないでしょうね。
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maki 2020/05/19 17:27

ヒロ之 さんへの返信

こんにちは。
これ結構SNS上でも話題になっていたので、楽しみにしていました。
ジャケ借りでも、なんとなく引き込まれるジャケ画ですよね~
「私には子供は…」と言いつつも、隣の夫婦の赤ちゃん誕生に関与して、
「本当は欲しい、でも…」みたいな風にひそかな夢として思っていたのでは…とも思ってます。でも、自分の体も顔も、他の人とは違うし…という「自分」という存在に対し葛藤していたようにも思えます。
ラスト、あの感じだと、「尻尾を切り取って人間として育てる」風(義父が彼女にしたのと同じ事))には思えなかったので、きっと在りのままの存在として育てるのでしょうね。
それとやはり裸で森の中を駆け回っていた彼女の姿が印象に強いです。
そこだけでものっそファンタジー。

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ボーダー 二つの世界 - 象のロケット

スウェーデンの税関に勤める女性ティーナは、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分ける能力を持っている。 ある日、怪しい男性旅行者ヴォーレに目を付けるが、どう調べても証拠が出ず入国を許可するしかなかった。 後日ヴォーレと再会したティーナは、自宅の離れを彼の宿泊所として提供することに…。 クライム・サスペンス。 R-18 ≪わたしは心を嗅ぎ分ける≫