
【概略】
『スター・トレック』が大好きで、その知識では誰にも負けないウェンディの趣味は、自分なりの『スター・トレック』の脚本を書くこと。自閉症を抱える彼女は、ワケあって唯一の肉親である姉・オードリーと離れて暮らし、ソーシャルワーカーのスコッティの協力を得てアルバイトも始めた。ある日、『スター・トレック』脚本コンテストが開催されることを知った彼女は、渾身の作を書き上げるが、もう郵送では締切に間に合わないと気付き、愛犬ピートと一緒にハリウッドまで数百キロの旅に出ることを決意する―。
ドラマ
.0★★★☆☆
ダコタ・ファニング主演。スター・トレック好きな人は尚更共感なのかな。
障害を抱えた主人公が、勇気をもって苦難を乗り越え、少しだけ成長するというロードムービーの基本的な構成でした。
スター・トレックが題材になってるだけに、多少のスタトレ知識があると、なお面白いと思います(少なくともスポックとカークの事は知っておいたほうがわかりやすい。新生のほうの「スタトレ」映画の知識で十分です)。
クリンゴン語で警官に諭される処は面白い。マニアならではよね。
姉にとっては、変わったといわれても、つい恐れてしまう妹…でも最後は、娘ルビーを抱っこさせるまでに。
自閉症だから、普通の事が他の人に比べて困難。でも彼女、私が思うよりもはるかに勇気を振り絞って前に進んでいました。推しや好きな物事があるのとないのとじゃ、全然違うよね…。
それと、普段の生活の基礎が出来てて、かつ出来ない事も「パス」することが出来た。
出会ったのはいい人ばかりではない。だけど、確実にウェンディになにかしらの影響を与えたと思う。
個人的に、財布の中みを盗んだカップル強盗よりも、切符売り場で「次の人!」と言ってた男性の方がカチンときた。いや、仕事的にはそれが正解なんだけどもさ。
3秒くらいしか人の目をみられなかった女性が、スタジオまでいって担当者に啖呵を切って、脚本を郵便箱に入れた。この数日のウェンディの成長は凄いですよ。
コメント
面白いですよね。彼女が好きなものがマイナージャンルだったらこうはいかなかった…。
推し仲間の結束が素晴らしかったです。
>切符売り場で「次の人!」と言ってた男性の方がカチンときた
わかります(笑)
盗んだ人はたぶんDV男の命令に逆らえなかったんだろうし、男は見るからに悪党でしたからね。普通の一般人が冷たい方が、もう少し優しさを…!と思ってしまいます。
スタトレはマニアックな人はほんと、宇宙人言語とか使えますからね(笑)
強盗カップルは、女性の方は赤ちゃんもいたし、
まあそれで油断させる手口なのかもですが、
男性の方は容赦なかったのに、女性のほうは「ノートだけ返して!」と叫んだら返してくれましたものね。
そういえばこの作品でスタトレと言えばコレ、「長寿と繁栄を」がなかった気がする???