
【概略】
トリとカイルの夫婦は男の赤ちゃんを拾い、ブランドンと名付けて育て始める。彼が12歳になった頃、トリはブランドンに恐ろしい疑いを抱くようになる。
ホラー
.0★★★☆☆
ジェームズ・ガン製作によるホラー。ダークサイド版スーパーマンとはうまい事言う。
息子がそんな事するはずがないという親の目線が、愛情と猜疑心が生まれて葛藤しはじめるとことかはなかなか良かったと思う。
果たして赤ちゃんは天からの贈り物なのか…ってところが気になりますが、父親が早々に「あの子は森で拾ったモンスターだ!」となるのに対して母親は「よくそんなことが言えるわね。私は母親なのよ!」ってなるところは、やはり「母性本能」だね。
狩りに行った父子、ブランドンを撃ったカイルは、反撃にあい殺されてしまう。「帰ってきたよ、ママ」
ダークサイド版スーパーマンという設定は面白いんですが、いまひとつはっちゃけられずに終わってしまった印象。唐突に変化し始めたので、ここはじっくりブランドンが変わっていく恐怖を描いて欲しかった。宇宙船による洗脳に近いのは残念。
宇宙人であるブランドンの目的は、地球を奪う事(絵が地球を攻撃してる感じ)。
宇宙船の部品でブランドンが手を切っていたのを思い出したトリは、「あなたはいつまでも私の可愛いベイビー」という本心ながらも息子を止めようと、抱きしめて刺そうとするも、失敗。はるか上空に連れ去られ、落とされる。
そこには旅客機の姿も…、旅客機が農場に落ちて夫妻は死亡、生き残るブランドンという表面的なニュースでENDです。
物足りないよねー、これ。演出次第では、もっと面白く激しいホラーとSF要素が加えられたと思う。予算が足りなかったのかな…?
コメント
お父さん、お母さんを大切にしましょうという標語をちゃんと学習させるべきでしたね。
もともとは良い子だったので、
宇宙船による洗脳だったのかなって思っちゃいますよねえ
洗脳というか、もともとあるはずだった性格(本質)に戻ったというか
母親が愛し育てた可愛い息子のほうが、偽で。
こんばんは!
愛情を注がれて育ったはずが、いつしか本性が目覚めてしまった、ということでしょうか。
家畜から人間と、残虐性がエスカレートしていく辺りは怖かったです。
悲惨な結末ですが、昔懐かしい『オーメン』を思い出しました。
愛情を注がれて育ったはずが、
あの宇宙船を発見してしまったことで、
元々持ってた本能が目覚めてしまったということなのでしょうね。
確かに、オーメン的でもありましたね!