七年の夜

2020年02月26日
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サスペンス・スリラー
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【概略】
人里離れた峡谷のダムに赴任が決まった警備員ヒョンスは、初めて訪れる山道で濃霧に見舞われ、車の前に飛び出してきた少女をはねてしまう。動揺したヒョンスは、少女をダム湖に投げ入れ、ひき逃げ事件を隠蔽。その日から罪の意識に苦しめられる。村一番の資産家ヨンジェの愛娘が行方不明になったニュースは村中を駆け巡り、捜索の末に彼女は湖から無残な姿となって発見された。「これは事故ではなく、事件だ」と確信したヨンジェは怒りに震え、自らの手で犯人に復讐しようと動きだす。それは、ヒョンスが犯した罪よりも残酷なリベンジだった─。
サスペンス

.0★★★☆☆
チャン・ドンゴンが見事な悪役のはまりっぷり。娘を折檻する場面では、娘が恐怖のあまりおもらししてしまうほど。
濃霧の晩、新しい赴任先へ向けて車を走らせていた警備員のヒョンスが轢いてしまった少女は、その土地の名士ヨンジェの娘セリョンで、彼女は暴力を振るう父親から必死で逃げている最中だった。その事を知らないヒョンスは、少女をダム湖に投げ入れて事故を隠蔽してしまい、その罪に怯えるように。その一方で娘の死に怒ったヨンジェは、凶暴な復讐鬼と化して犯人を探し求めて…という話。
過去と現在が並行して描かれるも、どうしてヒョンスが現在死刑囚となっているのかの答えが次第に明かされていく。
自分が虐待していた妻と娘だけれども(妻は首吊り自死した)、まるでおもちゃを取り上げられた子供のように、残忍・無慈悲となり、ヒョンスの存在に気づいてしまうヨンジェ。そして、ただヒョンスに復讐するだけでは飽き足らずに、ヒョンスの息子を巻き込んでダム湖の中州の木に縛り付け…。
「あれほど…あれほど恐ろしい言葉は初めてだ」→「パパ…ごめんな…さい」娘セリョンの目には、目の前の男が父親に見えていたのだ。
豪雨により水かさがどんどん増していく状況下で、ダム湖の機械室で水門を開け息子を助けようとするのだけど、既に機械室のドアはヨンジェによって壊されていて…。
それにしても、素手で裏側のドアノブを壊したヒョンスの鬼気迫る様子は凄まじかったよね。
結局、水門を開ける事で、我が子を助けるかor下流の村の半分以上を水の底に沈めてしまうか…この選択をヒョンスは迫られる。そして現在に至る(なぜ死刑囚になってるのかがわかる)という。だけど正直、息子の危機に村の人たちを水の底に沈めてしまうって事は頭になかったんだろうね。
死刑囚の息子としての受難の日々を贈るソウォンは、七年の歳月で溝が生まれていた父子の絆を面会し真実を知ることでようやく取り戻すのだけど、ここで終わったら普通の映画だった。
七年の年月が立ってもヨンジェの復讐はそれでも飽き足らず。
演出が冗長な部分はあるけど(自分の父親と井戸のくだりなど)ヒョンスとヨンジェの復讐物語は、ある意味ヒョンスの勝ち逃げ。
刑務所内で自死を遂げたヒョンスの報に、車を運転していたヨンジェは銃で自分の頭を撃ち…そのまま勢いでソウォンもろとも車はダムへ…。結果的ソウォンは自力で車を脱出、生を得る。
「おじさん」(名前忘れた)が、ワニと呼ばれる末裔だったり、良い感じでヒョンス父子に絡んでくるんだよね。そもそも父親の罪のせいで親戚にまで見放された(ヨンジェのせいですが)ソウォンを育てたのがこの人。なんでそこまでするの?と思ってしまうけど、きっと彼は彼であの時セリョンがドアを叩いて助けを求めてきた時の事に対し後悔の念をもっていたのかもしれない。
助けられなかったセリョンと、助けられるソウォン。よぎったのかなあ。
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maki
Posted by maki
大作~B級を幅広く鑑賞中。ホラー、サスペンス・スリラーが好き。
大好き(ღ❛ั◡❛ัღ)
マッツ・ミケルセン、コリン・ファース、ポール・ベタニー、ドニー・イェン その他…
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