パドマーワト 女神の誕生

2020年01月08日
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アクション・SF・歴史・パニック
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【概略】
13世紀末、シンガール王国の王女・パドマーワティは西インドの小国の王、ラタン・シンと恋に落ち、妃となる。同じ頃、北インドでは新たな皇帝が誕生していた。
史劇

.0★★★★☆
16世紀に生み出されたインド古来の伝記・パドマーワトに綴られた愛と誇りの物語を映像化。※フィクション叙事詩であるとのこと。
13世紀末。シンガール王国(現スリランカ)の王女パドマーワティは、西インドの小国メーワール王国の王であるラタン・シンと相思相愛の末にめでたくラタンの妃になる。しかし、寝所を覗いてた王の導師であるチェータン(パドマーワティを試してるときから「これは美しい」とかって惹かれてたっぽいしね)を国外追放にしたところ、彼は、叔父を暗殺して北インドを統一した武将アラーウッディーンを利用してパドマーワティを奪うために戦争を勃発させようと画策し…といった話。
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一見「バーフバリ」のような豪華絢爛な活史劇みたいな雰囲気なんだけど、根っこは違って、ラストも「敵の辱めを受けるよりは…」という確かに誇り高く美しくも見えますが、という展開で、王妃パドマーワティ=絶世の美女が起こす戦争叙事詩的な物語にと展開していきます。
ラタン・シンとパドマーワティの恋愛は、古代インドを舞台にしたラブロマンスでしたね。
ですが、私は正直、夫となるラタン・シンよりも、悪役であるアラーウッディーンが印象深かったし、格好いいと思った。なんか、凄かったのよ…。目つきとか行動も激しいし、荒々しい獣のような。宴での「この世を離れし わが心」の悪そうなキレキレダンスとか。「小鳥(たち)を救え、アレは宝だ」と火矢を放たれた時に寝ながらそういってたし、「この世の美しい宝はすべて自分のもの」という意識があるんだろうね。
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なんかね、印象の強い悪役って凄く魅力的なんですよね(バーフバリのバラーラデーヴァもそうだったでしょ)。「スルターンになるなら…首も意志も強くなければな(そういって甥の首を絞め折る」とか、毒矢を受けて重傷でもこれだから。
豪華絢爛の宮廷絵巻なんかも目の保養と陰謀が渦巻いてた。アラーウッディーンの王妃も、凄く可愛らしいだけじゃなくて芯の強い立派な女性なんだよね。
…で、よく考えるとアラーウッディーンってパドマーワティの顔をちゃんと近くで確認してないんだよね、それなのに「パドマーワティの姿が近くで現れるのを待つ」とか「愛の相はあるか。ないなら刻んでくれ」とか、ポエミーでロマンチストな面も。
あれか、見てないからより理想高くその美しさを妄想しちゃうのか。
王同士の一騎打ちで、背後からの敵弓をうけたラタン・シンが「この戦だけは義を通そうと思わぬか」そう声をかけるけれども、戦準備で血を塗りたくった顔で黒髪をさらけ出したアラーウッディーンに、もう動かぬ腕をブラブラ振り回し…でも答えは「戦の義はただ一つ 勝利だ」と戦士の義は通されないままラタン・シンは死亡。
そして逸って城に駆けつけるアラーウッディーンの目の前には赤い衣をまとったたくさんの女性たち。ここ恐怖だね。石礫に火をつけて燃やしたりして。先頭にいるのはパドマーワティで、炎に向かって歩き、侍女たちと共にジョーハル(尊厳殉死)するのです。
パドマーワティを得られなかったアラーウッディーンはこの時点で敗北で、チットールの勝利だった。ラージプートの誇りを守り、悪魔を倒した女神としてパドマーワティは後世に伝えられるのだった…みたいな感じだったかな。
アラーウッディーンが好みでしたわ~(そういえばほとんど彼の事ばかり書いてるような)。
インドの史劇ロマン映画でしたね。
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maki
Posted by maki
大作~B級を幅広く鑑賞中。ホラー、サスペンス・スリラーが好き。
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マッツ・ミケルセン、コリン・ファース、ポール・ベタニー、ドニー・イェン その他…
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  • 13世紀末、シンガル王国(現スリランカ)の王女パドマーワティは、西インドの小国メーワール王国(ヒンドゥー教)の王ラタン・シンと恋に落ち妃となる。 同じころ北インドでは、叔父を暗殺した武将アラーウッディーンがイスラム教国のスルタン(王)の座を手に入れていた。 アラーウッディーンは絶世の美女パドマーワティを、我が妃にしようと画策する…。 歴史ドラマ。 ≪その“美”は、やがて伝説となる―≫

    2020.01.10 (Fri) 09:09 | 象のロケット