アニメ・CG・人形劇

アヴリルと奇妙な世界

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【概略】
1941年のパリ。孤独な少女・アヴリルが、消息不明となった科学者の両親と祖父を捜すため、飼い猫のダーウィンと共に奇想天外な旅に出る。
アニメーション

.0★★★☆☆
産業革命が起こらなかった世界を舞台に描く壮大なSFファンタジー・アニメーション。
優秀な科学者がさらわれて科学が現在の地球のように発達せず、その結果蒸気機関が発達して、このどこかスチームパンク的な世界になったいう世界観。
不老不死の薬をめぐって、何故かトカゲ人間と争います。
血清を飲んだ飼い猫ダーウィンの活躍ぶりが凄い。
ジュリウスとの出会いは完全におフランスもの。たまにそれらしいエスプリの効いた台詞があるのは良い(熱いキスのあとの「唾液の交換はしないわ」とかね)。
アヴリルの顔があんまり可愛くないんだけど、美少女ではなくワンピースも似合わないところが現実味ある。
祖父がサイズの違う同じワンピースを用意してるところとかは、本当に10年間探してたんだなあ。
正直盛り上がりに欠けるところはあるのですが、最近こういうスチームパンクものがなかったので、妙に新鮮味がありました。ただ、アニメ好きには絵が合わないと思う(笑)
ジュリウスが警官にいわれてアヴリルたちを見張っていたのだけど、巻き込まれてなんだかんだ彼女たちに協力しちゃうところとかは良い。
たった一人で研究を続けてたアヴリルが凄いと思ってたけど(盗んだものだけで作ってたし)、後半なんと不老不死の血清を作ったのはアヴリルだったと判明!
ジュリウスがトカゲに渡した血清が偽物だったってのもありがちだったけど、作品自体は真面目に作られてて映像もしっかりだったし、隅々まできちんと描かれてて好感。
「ダーウィンはやるわ」ロケットにただ一人残ったダーウィンが、ほんとラストを締める活躍をします。ここで単純に別れの涙シーンにならず、ただ相手を信じるところは素晴らしい。結局、人類初の月徒歩にて、ダーウィンがみつかるというもの。不老不死猫の凄さよ。
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ジャンル: 映画
テーマ: 映画感想
( 最終更新日: 2020/01/02 Thu )
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