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クイルズ

2019/12/15  20:59
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【概略】
猥褻文書頒布の罪でナポレオン体制下の警察に逮捕され、シャラントンの精神病院に収容されたサド侯爵。金の力で特別待遇を手に入れたサドは、理事長の治療方針によって執筆すらも自由にできた。やがて、その原稿は闇の出版物として市中に出回る。
ドラマ

.0★★★☆☆
サディズムという言葉の起源にもなったサド侯爵の晩年にスポットを当てた舞台劇の映画化。
話がどうとか言う前に、神父姿のホアキン・フェニックスに萌えた(神職スキー)。
牢獄の中で書き続け、どんな拷問にも屈せずに、インクや紙を取り上げられても自分の血や便などを使って服や壁に書き続けようとする、その執念がとにかく凄い。
エログロなのかと言われれば、そこまでではなかった本作。その点ちょっとがっかりしたけど、サド侯爵と若い神父のやり取り演技合戦が素晴らしかったね!ジェフリー・ラッシュとホアキン・フェニックスです。ケイト・ウィンスレットがサドに協力してる洗濯女マドレーヌ役を演じ、マイケル・ケインが悪役でもあるコラール医師。
尼僧院からコラール医師に嫁いだ若く美しいシモーヌが、最終的には愛人を作って逃げるのですが、そう行動させたのは、サドの本だった。尼僧院育ちの清純さが逆に好奇心を高めたというか…。
一方部屋もペンも取り上げられたサドは、患者たちを使い伝言ゲームのようにして小説をマドレーヌに書き写させようとしたシーンがハイライトであるけれど、精神病院だっていうのを忘れていたかのように、放火魔の患者が火事を起こし、その混乱の中で小説の通りに舌を切られてマドレーヌは殺されてしまう。
一番印象に残るのは、サドが拷問のすえ舌を切られた時に、ドアに頭を何度もぶつけてる神父の姿。サドが便で壁中に小説を書いたときに、「あなたを救えなかった」と悔やむ姿。
なんだかんだいっても、最後はあのコラール医師ですらサドの死で人気が爆発した小説を、病院の中に印刷所を作って印刷して売ってる…という事、単純に儲けられるというのと同時に、世の中には俗世的な猥褻小説に魅入られた人々が多くいるのだ…というのも感じましたね。
1年後、病院に収容されている神父は、かつてのサドの様に書くことに執着し、狂気味て、一心不乱で書いているところ、笑顔の口角の上がり方がまるで「ジョーカー」みたいだな、とか思ってしまった(いや、演じてる本人なわけだから当たり前か)。
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クイルズ - 象のロケット

18世紀末のフランス、わいせつ文書領布の罪で、精神病院に幽閉された実在の作家サド侯爵。 その晩年を舞台に、サドの物語に翻弄されていく人々と、羽ペン(クイルズ)を奪われてもなお、執筆への執念を燃やす彼の生き様を描くヒューマンロマンス。