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THE GUILTY/ギルティ

2019/10/27  15:46
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【概略】
緊急通報指令室のオペレーターであるアスガー・ホルムは、ある事件をきっかけに警察官としての一線を退き、些細な事件に応対する日々が続いていた。そんなある日、一本の通報を受ける。それは今まさに誘拐されいてる女性自身からの通報だった。彼に与えられた事件解決の手段は”電話”だけ。車の発車音、女性の怯える声、犯人の息遣い・・・。微かに聞こえる音だけを手がかりに、”見えない”事件を解決することはできるのかー。
サスペンス

.0★★★☆☆
犯人は、音の中に潜んでいる。
「ザ・コール 緊急通報指令室」を思い出す設定ですが、淡々と進む中、主人公アスガーのもとに、誘拐された2児の母イーベンからの緊急通報があり、ナイフを持った夫が妻を誘拐したという、それは普通の「誘拐事件」に見えた。
しかし…彼女の居場所を探す警察との連携などとの合間に、次々と電話で情報を得ていくと、イーベンの子6歳のマチルデと一緒にいた赤ん坊のオリバーが腹を切り裂かれマチルデは血まみれだったりと、「えっ!?」という状態に陥るのだけど、赤ん坊の腹を切り裂いたのは母親だったという衝撃展開に。
最初に「…閉じ込められるのは嫌よ!」と言っていたのだが、彼女はもともと精神医療センターに入院していた過去をもっていた。そして夫はついに息子を殺してしまった妻を助けたくて、センターに連れて行こうとしただけだったのだ。イーベンは「悪い蛇がお腹の中にいたから苦しくてずっと泣いてた。だからそいつを取り出して助けてあげた」という認識なんですね。
誘拐事件が目の前でリアルタイムに発生しているような錯覚に陥る映画でありましたが、これも、「ザ・コール 緊急通報指令室」を観ていたので初めてではなく、その分目新しさはなかったですが、声だけのみならず音なども入ってきて、想像の中で進む様子は、なかなか良かったです。声も良かった。
ただ、イーベンの事件はさすがに途中で真実を悟ってしまうレベルだったので、その分緊迫感が薄いと言えば薄かった。
完全に味方側で協力関係にあった電話主が、実は犯人だった…というほうが、衝撃度は高めなのではないか?イーベンはその点電話に出れない時間も多くて、味方側というにはやや演出と信頼性が足りなかった。
また一方で明日の公判でなにかを証言することになっていた相棒に、いわゆる「汚れ警官」だったアスガーが、「俺が殺し、おまえはそれをみていただけだ。本当の事を話せ」というも、相棒は「今更そんなことを言われても、もう打ち合わせて嘘の証言をしてしまってる!」と言われるのだけど、この夜があったからこそ、本来のアスガーが戻ってきたのかな…?とも想像した。
終盤に、陸橋の上に立ち、自分が何したのか理解したイーベンからの電話で、アスガーも19歳の青年を撃ち殺した過去を話したのだが、「俺は明確な意思をもって人を殺した。君は違うだろう?助けたかっただけだ」と、引き留めたい一心だったその話の途中で電話を切られて絶望に陥りそうになるも、警察が無事保護したことに、一息つくラストで、席を立ちその部屋を出て、小さな窓の前に立つアスガーのシルエットはめちゃくちゃ格好良かったよね。
そしてこういう仕事の大変さと報われなさを感じますね…。
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コメント

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メビウス 2019/10/29 20:53

精神がすり減る仕事

こちらにもお邪魔します。

自分はザ・コールは未見なのでこういったシチュエーションの作品は物珍しくも見えてしまい、視覚だけじゃなく音にも随分耳を凝らしていたので少し前のめりな鑑賞にもなってた気がしますねwなんか脳内の想像力でストーリーが進行していくような感じも斬新に思えましたし。

色々な伏線や急展開が盛り込まれていて引き込まれもしましたが、観た後はやはりどっと疲れも出てしまいますね。本当の事件のみならず、どうでもいい電話にも対応しなければならないコールセンターの知られざるキツイ仕事っぷりも垣間見ることが出来たのもある意味貴重だったかもしれませんw
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maki 2019/10/29 22:42

>メビウスさん こちらにもありがとう。

ハル・ベリーと、アビゲイル・ブレスリン共演の「ザ・コール」も
面白いのですが、電話口だけではなくて、
実際に行動を起こしてしまうってところは、本作とは違う設定ではありました。
(↑これがなー^;)

本作では、行動部分はなく、本当に通話だけで話が進むので、
そういう意味では耳を澄ましてしまうような作風ではありましたが、
如何せん、記事にも書きましたが、電話主の信頼性が低いんですよね
彼女のストーリーの先が読めてしまいました。

いやーそれにしても、どうでもいい(といったら失礼だけど)緊急電話はもっと多いでしょうから、主人公のあの対応は、「ないわー」と思いながら観てました(笑)

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