
【概略】
親友同士のタッカーとデイルは、念願の別荘を手に入れ、休暇を自分たちの山小屋で過ごそうと森へやって来た。しかし2人は、同じ時にキャンプに来た生意気な名門私立の大学生グループに、人里離れた山に暮らす殺人鬼だと勘違いされる。 タッカーとデイルが川で溺れかけた女子大生を助けたことで、更に誤解が誤解を生み、次々と死人が出てしまう。
コメディ
.0★★★★★
ホラコメ作品。過度な期待をせずにみるとかなり笑えます。
山小屋・バカな若者達とホラーとしてのシチュエーションが揃っていての、この次々起こる負の連鎖に笑撃を受けつつも次どうなるんだろう→ああやっぱり!という期待感で胸がいっぱいになる作品でした。
何が良かったって、ホラー映画の定番を逆手にとってのシチュエーション。善良な少々気の緩んだ二人の主人公が人助けしてるうちに「不幸な偶然」が重なって次々と死人がでちゃうんですから(笑)どこかのんびりしていてコントみたい。大爆笑はないけど小爆笑はあり。学生がウッドチッパーに飛びこんでいったときはどうしようかと思いました(笑)
でも、もっとすっとんだ展開になっても良かったかなとは思います。こじんまりとまとまってしまった感もあります。
念願の別荘(山小屋)を手に入れ大喜びなデール(と字幕では表記されてた)とタッカーは、休暇をそこで過ごすために手入れ道具などを購入して別荘へ向かうのですが、夜釣りの途中でおぼれた女子学生を救助する。その姿を見たおばかな大学生たちはそれを人食い殺人鬼がさらっていったのだと誤解。ここから笑いがはじまります。
笑いのネタが、どこかで見たようなホラー映画としてのシチュエーションや行動だったりするのがまた可笑しさを生むんですね。その可笑しさの背景も納得がいくことから、予定調和的に安心して笑うことができるという出来栄え。残虐とほのぼのの割合が半々くらいなのになぜかバランスいいですね(笑)尺も短いので楽にみれちゃいます。
しかしほんと、いい奴らなんですよ~この二人。デールへのタッカーの激励がまたなんともいい感じに感動的。最終的には二人が最高に可愛らしく思えてきちゃう不思議な作品。吹き替えがあればもっとよかったなぁぁ。
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