クエスト・オブ・キング 魔法使いと4人の騎士
2019年09月13日

【概略】
ごく普通の学校生活を送っていた少年アレックス。しかしある日、伝説の聖剣エクスカリバーを引き抜いてしまったばかりに、世界を救う使命を担うことに!聖剣を狙う邪悪な魔女モーガナとの戦いに備えるため、アレックスは古代からやってきた魔法使いのマーリンと共に仲間を招集。モーガナが復活する日が迫る中、アレックスたちは死の世界の入口を見つけて彼女を倒すために、仲間たちと冒険に出るのだった―。
アドベンチャー
.0★★★☆☆
キッズファンタジーながら意外と…。ファンタジー・アドベンチャー。
聖剣エクスカリバーに円卓の騎士、アーサー王物語…冒頭のアニメだけでもなかなか面白い。
いじめられてる親友を果敢に助けたりそれをちくったりしないとか、アレックスはなかなか勇敢で正直な少年。あるとき、親友を助けたせいでの居残りでいじめっこに追われたアレックスは、ビルの廃墟で一本の剣を手にする。それこそが聖剣エクスカリバーだったのだ…。
マーティン(マーリン)や親友の性格も可笑しい。回復ポーションも笑う。
アレックスは「別の人を探して。こんなの危険すぎて死んじゃう」と一度は断るのですが(笑)、モーガナを倒さなければ世界が滅びるという現実をみせられる。
アーサー王もルーク・スカイウォーカーもハリー・ポッターもみんな父親がいない。でもあるきっかけで主人公が自分の家系が特別だって知る。パパは英雄だった、パパが鍵なんだ!と、父親がいてアーサー王の誕生の地であるティンタジェルへ行くのを理解した瞬間、敵が現れる。
その場にいたいじめっ子を騎士にしたり、湖の精が折れたエクスカリバーを元に戻してくれたり。そしてアレックスは本当は父親は最低な人間で、アーサー王の本に字を書いたのは母親だったことなど辛い現実も知るのだった。
いじめっ子のランスとケイも最初は自分勝手だったんだけど、自分の状況が本物だって知ることで、アレックスや親友のベダーズとの友情を築いていくんだけど、この王道ながらの展開が良かった。
…で、一度はモーガナを退けエクスカリバーを湖の精に預けるも、騎士道に背いたせいで彼女は傷を負っただけだった。
そこで学校を要塞にし、学校中の生徒と共に戦うってのが熱い。生徒たちの「授業の代わりにします」って言われて参加するとことか学祭みたいで楽しそう(まあ、大勢の生徒の前で騎士道の説明はなかったけど…)。まあほとんど戦いっていうか綱引き大会でしたけども。
複製の魔法もいいけど、マーリンがランスとケイに言った「自分ではなく人のために戦う事を学んだな」という言葉が良かった。
そして、最後にサッとエンドロールに入るところも良いです。
あまり過度な期待をせずにみたからかもだけれど、もうちょい演技力と予算があればコレ…。と思っちゃう作品でした。 ランキングに参加しております。
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