
【概略】
妻を火事で亡くした元警察官のフィルは、2人の娘との時間を作るため、ニューヨークの高層マンションで住み込みの管理人として働くようになる。そのマンションの地下は迷路のように入り組んでおり、フィル一家が暮らす部屋はそこにある一室を与えられた。娘たちのためにもなんとか仕事に馴染もうとするフィルだったが、気難しい上司のジョンソンや、黒魔術にのめり込んでいる古参の管理人ウォルター、そして住人たちは一癖も二癖もある者ばかり。そんな中、住人の失踪事件が相次いで発生。消えた住人の部屋には血痕が残されていた…。
ホラー
.0★★☆☆☆
みんなも想定内だろうけれども(笑)ヴァル・キルマーは主演じゃありません。年取ったな…。
妻を亡くしたフィルは、娘のバイオレットとローズと一緒の時間を作るために古い高層ビルの管理人になったのだけれど、インドネシアの黒魔術にはまってるとかの気味悪い管理人のウォルターをはめるため、元警官の主人公が証拠をわざと作るってのは、どうかと思う。怪しいと言うだけで、暴力を振るったりも。
なんかおかしい…と思ってたら、後半のオチは、なるほどーでした。
ローズの姿がみえるものには、死が近づいているという事。フィルの元警官というのも嘘。
7歳で死んだ邪悪なローズ。何でも欲しがり、母親が死んだ火事を引き起こしたのも、先生や住人のものを欲しがったりしたのも、
いってしまえば父親を操っているのは、死んだはずのローズだった。
ついにローズの姿がフィルといい仲になってた住人のべバリーにも見えて危機に陥るも、フィルに殴られ倒れてたウォルターがやってきて、彼の怪しい黒魔術が役に立つという…。粉のようなものでローズを囲い、除霊のような儀式をしようとしてた。
しかし「フィル、俺は、おまえを救おうとしているのだぞ…」と言い残し、ウォルターはフィルに刺されてしまう。
バイオレットとべバリーが、もうだめか…と思った時、ローズが、「パパ、私が本当に欲しいものは、ママなの」といい、べバリーは生き残るという絶望ラスト。うーん…。
主人公が殺人鬼という設定はまあいいとして、ウォルターの黒魔術設定は良かったけど、全体的にハラハラさせられたりするところがないうえ、ローズが死神的な役割を果たしているのが、謎。まあ除霊できそうだったから、かなり話を大胆にアレンジして、インドネシア的エクソシズムとしてたら良かったのかもしれない…。
コメント
コメントありがとうございました。
これも個人的には楽しめたんですよね。
というのも完全に私は騙されていたから(笑)。
あーそういう展開になるのかあ。と意表を突かれて妙にワクワクしながら観ちゃった。
ただ、あのラストだけがどうにも腑に落ちないというか気に食わないんですけどもね(^^;)
例え相手が子供でも悪霊ではあるのだから、余計な事すんな!て思ったし、結局巻き込まれてるし、ええんかそれで!と複雑な気持ちに。。。
個人的には記事に書いた通り、
大胆アレンジでインドネシアンホラーにしても面白いかなと思いました
珍しいし。
「パパ、私が本当に欲しいものは、ママなの」
この一言で助かっちゃうってのは、ウーン…でしたね
ヴァル・キルマーが見事に怪しい人物だったので、
「救おうとしているのだぞ…」の展開は鑑賞者を裏切ったことでしょうねえ。