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ミステリーロード/欲望の街

2019/08/16  21:13
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【概略】
都会での任務を終えてクイーンズランドの荒れた奥地にある故郷へと戻って来たアボリジニ先住民の刑事、ジェイ・スワン。そんな中、何者かに殺害されたアボリジニの少女の死体が発見される。少女の死体はトラックが多く通る高速道路沿いに捨てられていた。事件の捜査にあたるジェイ。だが、凶暴な事件とジェイが戻って来たことによって町の中に長年くすぶり続けていたテンションが明るみになる。白人対アボリジニ、過去対現在、都会対田舎、貧困対チャンス、といった確執が現れ…。
サスペンス

.5★★★☆☆
静寂の荒野を切り裂く正義の銃弾!ひとつの死体、ひとつの真実。今立ち上がるひとりの刑事。荒野の果て、欲望渦巻く腐敗の街を正義の銃弾がぶち抜く!
闇に立ち向かう孤高の男…真実に辿り着こうとした刑事の行きつく先は…?って感じで、なかなか丁寧に描かれています。
概略の様に複雑な関係性を生む映画ではありますが、アボリジニ先住民の刑事って設定は白人警官が主人公になるより、ずっと深みがあって良いです。
静寂のうちにある緊迫。西部劇を思い出しちゃう雰囲気です。
知り合いの少女がのどを掻っ切られて死んだ。トラック運転手に対し売春をしていたらしいという情報を得て、少女の友人を訪ねるも追い返されるが、共通の友人である自身の娘のことも疑わなければならないという…辛い。
聞き込みをするも、少女たちはなにも話してくれない。娘クリスタルに一緒に住もうと持ち掛けるも、元妻から10年遅いのよと言われる。ギャンブルをし酒におぼれる母親とその再婚相手が母親にするDVをみて育ったから。幸せだったころには戻れないのを知っているから。
ところで捜査の方は、少しずつ進展し、同僚の刑事たちが怪しい行動をしているのを知ってしまうのです。昨年殉職した若い警官ボビーの死も、そのひとつ。同僚の情報提供者だからというだけで免罪になる被疑者。少女を噛んだ野生犬と思われる犬の唾液から、通常ではありえないDNAが出たり。
そういう中で、第二の少女殺人が起こる。波風を立てずに静観という署の方針にクソくらえって感情をもてあますジェイが格好良い。
これ決してテンポよく謎が解けるとかじゃないんだけど、ジワジワっときますね。
つまるところ、事件に麻薬が絡んでいることが徐々に判明して署内の警官も事件に関わっていることにジェイは気付き始めるのです。ジョノの言動が怪しいと思ったジェイは彼の後をつけると、前科持ちの男と落ち合っていた。男の情報を得て取り調べるも、ジョノがこの男は俺の情報提供者だと言い…。
なくなった物(麻薬)をTVの裏からみつけ、受け渡し場所を「ミステリー・ロード」にする。900メートル先からも撃てる、カンガルー狩りだ、といってた伏線がここに。ていうか長距離射撃同士の戦いにときめいた!ここ見ごたえあるぞー!
ジョノ役のヒューゴ・ウィーヴィングがいかにも怪しく一癖ありそうで、そこも良かった。前の勤務先で問題を起こしたうえ、地元の土地持ち親子と何やら悪巧みをしているらしい怪しい刑事ジョノ。しかし本当は、潜入麻薬捜査官だったんですよ!悪徳刑事という肩書で潜入していた彼。でもそういえば…「ちょっとした諜報活動だ」とか、「長年の苦労を台無しにしないでくれよ」とか、言っていたよね!!
そしてラストの銃撃戦、ジョノの遠距離射撃での加勢によって、ジェイの不利な形勢は逆転、全てが終わったあとジェイがジョノのいた場所を双眼鏡でみると、絶命しているという…美味しい!すげー美味しい役だよこれ!!
てっきり、ジョノが黒幕かのように色々な点で怪しい行動をしていたので、ジェイの反応と言えば「(昨年殉職した)ボビーを殺したのは?(おまえか?)」でしたが、ジョノの表情をみると、実は悪を演じてる捜査官だったので、「同僚を殺せるくらい悪い奴だと思われてんのか?」と思ったのかもしれない(笑)。言葉ではなく行動で語る男ジョノ!格好いいぞ。
あまりに静かで淡々と進むので、眠たくなる雰囲気もあるけど、この静寂こそがこの作品の魅力なんだなー。
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