
【概略】
南北戦争期のアメリカ南部。世間から隔絶された女子寄宿学園で暮らす7人の女たちの前に、怪我を負った北軍兵士の男が現われる。女性に対し紳士的で美しいその兵士を介抱するうちに、全員が彼に心を奪われていく。やがて情欲と危険な嫉妬に支配されるようになった女たちは、ある決断を下す。
サスペンス
.0★★★☆☆
「白い肌の異常な夜」のリメイクなのかリブートなのか同じ原作なのかはわからないけど。
ニコール、キルスティン、エル、そして負傷兵士はファレル。オリジナルと比べると女性陣が華やか。そしてイーストウッドの役がコリン・ファレル…?
視点を女性たち側にすることで、女の園に一人の男性が来訪する事になったことから彼女たちが花開く個性が、ドレスの色として演出されていてそこは面白い。
館を取り仕切るのが、おばさん園長ではなく、ニコール・キッドマン。その右腕的存在の先生がキルスティン・ダンスト。
男性に免疫のない女たちが、突然現れたひとりの男性に惹かれはじめて、ほかの女たちに嫉妬心を抱いていく…。
君の部屋に後で行くと言っていながら、結局エル・ファニング演じる若くて可愛い子の部屋にいた伍長。
結果的に、伍長は「白い肌の~」と同じく、足切られて毒キノコ食べさせられる展開に。
でもさ、これってやっぱり伍長が八方美人ていうか、愛想ふりまきすぎなのがいけないよね。
そして、本作は「白い肌の~」より、女性たちを浮わつかせる描写が少なかったと思う。だからいまひとつ女たちの覚悟を感じないし、全体的に物足りなさを感じてしまったのかも。
コメント
オリジナル版のとおりにしても面白くないし、ソフィア・コッポラらしく仕上げたのは正解なのだろうとは思います。ぐいぐい来る迫力よりも、きれいめに?
上品にはなってましたけど、ミスキャストの部分もあるし
(エルちゃんがビッチ役?)女優陣は豪華でしたが、
なんせイケメンのイーストウッドと並べられないからか、
コリンファレルは紳士然とはしていましたが、
男女間の駆け引きが全然でてないので、
物足りなさが凄かったです