
【概略】
小さな造園会社を営むマシューの9歳の愛娘・キャスが、ある日忽然と姿を消してしまう。8年後、捜査が行き詰まる中、キャスの生存を仄めかす証拠が次々と浮上し…。
サスペンス
.0★★★☆☆
ライアン・レイノルズ主演。
時系列がバラバラで最初戸惑うものの、理解し始めたらこの形のほうがサスペンス的に観れることがわかる。
ちょっとダイナーでパイとアイスを購入していたら車の後部座席にいたはずの娘が消えた。
小児虐待系の犯罪ドラマでした。娘を懸命に捜す父親と、父親の犯行と疑い続ける無能な地元警察、そして娘を個室に監禁し続けている犯人の歪んだ欲望。
娘を誘拐した児童虐待組織の犯人と現在の娘の置かれた状況が序盤から映し出されているんだけど、監禁されているも母親の仕事場での姿などは見せられており、なにより組織の「看板娘」として利用されていた。勿論、成長したキャスの行動は生き延びるためにしていたもの。決してストックホルム症候群ではないよ。賢い子だったんだね。
娘との突然の再会…父親はもう離さない!と抱きしめるも、麻酔銃で撃たれてキャスはまた組織のもとへ…。
一方組織に近づいたがために誘拐された警官のニコールも、10代の時に悲惨な目にあっていたその当時と同じ環境に置かれていた。
「他の子と一緒に滑らない」というあの日のキャスとアルバートとの約束。毎日通った思い出のスケート場で、アルバートにキャスの事を聞いていた謎の女性。そこから一気に解決にいたるのは父親の必死の行動があったからこそ。
誘拐された娘を決して諦めずに探し続ける父親の深い愛情、母親の憔悴に心が痛くなる作品でもありました。
コメント
一言感想で済ませてしまったけど、何気に印象に残っている作品です。
ほんの少し目を離した時の出来事で、誰にでも起こりうる事件だったというのが怖いです。日本だって今や近所の公園だって安心できない…。
>父親の犯行と疑い続ける無能な地元警察
こいつにはかなりムカつきました。最初は偏見だし、後半は意固地になってる感じでしたよね。序盤でこいつが主人公かな…と思ったらとんでもなかったです。
あと女性警官の顔と名前が一致しなくて、時系列を乱してるのも重なって、車に閉じ込められた後に似たような人が誰かと話してるシーン(インタビューだったかな?)があってわけがわからなくなりました。説明不足であれなんですけど、もし分かったら同一人物なのか教えていただけると嬉しいです。
アルバートがキャスとの約束を守っているところが、
なんか清いです…。笑
あの暴言を吐いた刑事さんが私も事件を解決に導くのかと思ってたので、
クズのうえニコールと恋仲とか、おいー!と思いました。
時系列バラバラのためわからないのは、
ニコールの資金集めの会場のスピーチ&インタビューのところですかね?
車に監禁され、自分も10代のときに虐待を受けていたということが
観ている人に明かされるエピソード…
彼女は救出されずのままなのかと思ったら、警察がちゃんと見つけてて、
そこは良かったです。