
【概略】
8世紀、北欧のライン川流域に住むフリース人の居住地ドレスタッド。古い風習に反対する王の息子レッドボットは、王や他の民衆と意見が対立していた。その時、フランク人の襲撃を受け王は殺害されドレスタッドは領土にされてしまった。王の息子であるレッドボットは流罪となる。運良くコトランドの沿岸に辿り着き、地元民として定住するが、ある日、野蛮なスヴェア人が上陸し襲撃を仕掛けてくる。レッドボットは彼らを撃退。勇敢な男となったレッドボットは、剣を手に取り故郷を制圧しているフランク人に対決を挑む。
史劇
.0★★★☆☆
現代的な考え方を持つ王の息子レッドボッドは、古い因習に反対し、故郷が襲撃され父王が殺されてしまう結果となり、海に生贄として追放された。しかし運よく沿岸に辿り着き、そこで下男として雇われることに。
北欧の部族ものです。160分ありますが、「物事には全て理由がある」と劇中で言われてた通り、最終的には主人公レッドボッドは北欧の英雄となります。
「いつまでも愛してる」と誓い合った恋人がいたんだけれど、流れ着いた先でフレアを妻に迎えるっていいのかな…いいのか。かつての恋人や仲間と再会するも、恋人のことを話そうとすると「何も言わなくていい。信じてるから」とフレア。
またレッドボットの妹は、無理やり洗礼を受けさせられ改宗させられたあげく、生贄の花嫁としてフランク人の首領(父親を毒殺して首領になった)と結婚させられてしまう。
騎兵を満潮の海で孤立させた作戦のこの戦いから、レッドボッドは故郷の民の信頼を得るんですね。
しかし叔父が実は敵と内通していたんです。神木を切り倒すのをとめようとした巫女を殺し、キリスト教徒のフレアが罪深いとし。でも現・首領のユレがレッドボッド側に最期までついていた事が良かった。普通はこういった場合は裏切ったりする展開が多いもんね。ただ、父親に愛されたかった…自分を信じて支援して欲しかった、というユレの望みは叶えられることはなかった。
結局戦によりドレスタットの領地を奪い返したものの、その後は歴史がおもむくまま…という感じで、首領の人と決着はつけられなかったのが残念かな。
もっとヴァイキングの血なまぐさい感じの作品かと思ったら、それほどでもなかった。
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