
【概略】
ある劇団が新作舞台の準備として、今は廃屋となっている精神病棟を使うことに。その舞台は昔の前衛的な演劇グループが創作したもので、108時間眠らずにいた女性の悲劇のストーリー。演出家のアルマは役者らに実際に眠らずに過ごさせて、登場人物の心理に近付くように求める。主役の座を狙うビアンカは怪訝に思いながらも不眠に挑むが、幻覚に襲われたり恐ろしい体験が続き心身ともに変になっていく。またビアンカらが演じる役柄の女性のことを調べると驚愕の事実を知る…。
スリラー
.0★★★☆☆
眠れないのは辛いよね。私も睡眠薬何種類か処方されてるけど、ちゃんと飲んでも眠れないときもあるもんね。
本作ではわざと4.5日(108時間)眠らない主人公の話。もともとはカリスマ演出家アルマの不眠劇にスカウトされたビアンカが、ライバルのセシリアと共に精神病院での108時間の不眠稽古に挑むが、幻覚などで心身ともに追い詰められるも、実は、彼女のスカウト理由には裏があり…というお話。
本作は不眠する事を描いているけど、観ている鑑賞者には眠気が起きてしまう、という(笑)
睡眠不足時って、私だと、ヤバい薬でもやってるの?って感じの、周りが猛スピードで動いているんだけど、本作ではとにかく幻覚、白昼夢、幻などをメインにしてて、まあ人それぞれだなと思った。
演じる女性ドラは実在する精神病患者の一人で、最後は火事を起こして死んだらしい。
どうやら108時間を超えると、恐怖すら乗り越えてその人格に憑依されるらしいんだけど、そもそも108時間起きてる苦痛みたいなのはあまり見えず(まあそこがメインの話ではないけど)、実はドラの娘だったセシリアの立ち位置はわかるんだけど、アルマはどうしてわざわざこの劇をしようと思ったのか?真実を追い過ぎた?セシリアだけ得してるような…。
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