
【概略】
謎の麻薬組織【ゴールデン・サークル】の攻撃により、【キングスマン】本部が壊滅!一流スパイへと成長したエグジーは、アメリカの同盟スパイ機関【ステイツマン】と共に新たな戦いに挑む!
アクション
.0★★★☆☆
前作で死んだと思っていたハリー(コリン・ファース)が生きていたというのは嬉しい驚きとして、労働階級のエグジーがすっかり紳士面なのは気にくわない、しかも活躍してるという…。しかも冒頭でキングスマンたちやられちゃうし…。
泣き酔いのマーリン(マーク・ストロング)と腕が鈍る演技のハリーが可愛い。
色々あって、アメリカの組織「ステイツマン」と協力関係に一応なるんだけど、もっとアメリカの大味なカウボーイ風が出るのかと思ったら別にそうでもなく。
前作のようなはちゃめちゃで楽しいところが全然ない…。はっきりいって期待を裏切られる気分を味わった。チャニング・テイタムも出番少なっ。
カメラ位置がクルクル変わるアクションシーンは健在でしたが、あまり印象に残る動きがない。エルトンの飛び蹴りくらいかしら…。
「俺ほんとに間抜けっぽく見えない?」見えちゃうんだよな…。
エルトン・ジョンはあれ本物?
コメント
なんつーか一作目もてきとーなんだけど、許せるてきとーなんだよね。
このシリーズは作れば作るほどアラが浮かんできそうな気がする。
一作目は洒落た(紳士的な)演出の上にグロ、全方向カメラみたいなところが良かったのですが…
本作ではカメラワークは同じようなグルっとカメラでしたが
肝心のステイツマンがほとんど役だたないうえ実質ウイスキーが裏ボスだったし
マーク・ストロングの歌声は良かったものの
結局みんな死んじゃうし、で、
色々と長すぎ、呆気なさすぎ、というところが目に付いてしまいました。
テンポの良さもあまり感じず。
王女と結婚しちゃったら、主人公王子?
逆玉の輿だけど、スパイ活動大丈夫?とか思ってしまう…
スパイは、感情をコントロールして、どんな命令にも従わないといけない、と思いますが、英国本部の全滅によって、エグジーは母国を亡くすような、根無し草になったのですね。国が謀略や工作のプロを雇い入れる、という事は、昔からあったと思いますが、エグジーが渡米したのは、同盟的なスパイ組織があった?事から、当てにして行ったのではないかと思います。殺られてしまった仲間達への復讐も込めてで、紳士的な物腰は、むしろ、スパイの生存本能で、洗練されて、本来の自分を隠さなければ、安全に生きられないのではないか、と思います。
キングスマンで、新人のままでは、好まざるであっても、独立後のエグジーは無かった、と思います。
>同盟的なスパイ組織があった?事から、当てにして行ったのでは
勿論そうだと思います。
>キングスマンで、新人のままでは、好まざるであっても、独立後のエグジーは無かった、と思います。
それもわかるんですが、わかるんですが、
なんていうかエグジーがたった数年で紳士たるものを完璧に学んだとは思えないんですね
勿論彼のキャラからすれば最初からそういった才能があったともとれるのですが
前作ではまだフレッシュなエグジーだったからこそ、
正反対にある紳士たるものを学んでいく過程で、ハリーたち「本物の英国紳士」に触れ、
それに近づこうとする様子が楽しくもあり、中年スパイたちに惚れ惚れするところもあり、
という感じだったんですね。
ところが、本作のエグジーにはフレッシュさが完全に消えてしまい、主役としての華もなく
上でふじき78さんがおっしゃっていますが、
続編があればあるだけ「粗」が浮かんできてしまう…まさにこれでした。
だから、本作は今一つに感じてしまうのだと思います…。
前作が良かっただけに、期待度が大きかっただけに…。