
【概略】
霧に包まれるロンドンの街で、連続猟奇殺人事件が起こる。容疑者として名前が挙がった4人のうち、1人はすでに別の殺人事件で死亡していた。事件を追う刑事ジョンは、この人物が犯人であれば話は早いと判断し、この容疑者のひとりを殺害したという女の裁判に出向く。日記に殺人の美学を書きつづっていた脚本家である夫を、女優である妻が殺したというのだ。妻が毒薬を仕込んだというメイドの証言により、妻は絞首刑に立たされる。しかし、裁判の過程を見守るうちに彼女の無実を確信したジョンは、真犯人解明に乗り出すのだが…。
サスペンス
.0★★★☆☆
ビル・ナイ主演でオリヴィア・クックがヒロインを演じてます。
舞台は19世紀ロンドンで、まるで古典を読んでいるかのような雰囲気はとてもいいです。ビル・ナイも渋い。
毒薬を盛っているところをメイドに見られてはいるが、夫殺しの犯人が妻のリジーではないと確信した警部補のキルデアは、反証を集めるも、果たして、キルデアはリジーが処刑されるのを喰い止めることができるのか?という話でした。
ただ、メインの殺人事件が置いてきぼりにされてるような気もするんですが、ラストで明かされる「切り裂き魔ゴーレム」の犯人が明かるみになるところは、まあそうだろうなと思いつつもアッとしたので、良かったように思います。そもそもが男の犯行だと、思い込みがあったのですよね。
栄光を求めたリジー…オリヴィア・クックが、見事に演じていました。
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