
【概略】
クロエは原因不明の腹痛に悩む25歳の女性。精神分析のカウンセリングを受けることで痛みから解放された彼女は、分析医のポールと恋に落ち、同居を始める。そんなある日、クロエは街でポールそっくりの男を見かける。彼はポールの双子の兄で精神分析医のルイだった。なぜポールはルイの存在を隠していたのか?疑惑にかられ、偽名を使ってルイのクリニックに通い始めたクロエは、優しいポールとは反対に傲慢で挑発的なルイに惹きつけられていく…。
サスペンス
.0★★★☆☆
ホラーなどではおなじみの、バニシングツインものでした。双子が胎内でもう一人に吸収され腫瘍として残ったりするもので、てっきり、男性2人が、本当の双子で入れ替わっているとか、一人二役だとか、本当は一人で人格障害をもってるとか、そういう風にみてしまいがちの設定ですが、腹痛と精神疾患の原因は、自分自身の中にあったって事実は、結構不気味。
生まれなかった双子の念がそうさせているのか、とか、そういった描写も少々みられるので、もしも自分が…って考えると結構気持ちが悪い。
そもそも患者に好意を抱く医者ってどうなのかな…。なんやかやで恋人同士になり同棲を始めるクロエとポール。
あるクリニックの前で女性と一緒のポールを見かけたクロエは、ポールを問い詰めるも「似た別人だ」と言われる。クリニックに診察してもらう名目で医師に会いに行ったクロエは、ポールと激似のルイ医師と出会う。すると「(ポールは)弟だ」とルイが告げる。ポールとは真逆の傲慢な性格のルイに反発するも、彼にも惹かれていくクロエ。
セックスだけの関係よ、ってことになるんだけど、ある時ルイがクロエがポールの恋人だとはじめから知っていたと乱暴なセックスを強要、「あなたを犯したい」で実際にポールを後ろから器具付けて犯す描写とか、セックスの描写が多いから18禁なのかな。
妊娠するクロエ、でもポールの子かルイの子かはわからない。やがて双子に関わる過去を知り…。
妊娠だと思っていたのは、実は腹部にある腫瘍で、そこで初めて自分が双子だったことを知る。
生まれなかった「姉」が、ラストで鏡を割るようなシーンがあり、そこはちょっとホラーみ。ルイの存在は、本当はなかった気がする。全ては腫瘍の姉がみせた幻覚だったのかも…。
コメント