ヒューマン・ドラマ

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス

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【概略】
カナダの小さな港町で叔母と暮らすモードは、絵を描くことと自由を愛していた。ある日モードは、魚の行商を営むエベレットが家政婦募集中と知り、自立のため、住み込みの家政婦になろうと決意する。幼い頃から重いリウマチを患い厄介者扱いされてきたモードと、孤児院育ちで学もなく、生きるのに精一杯のエベレット。はみ出し者同士2人は、徐々に心を通わせ、やがて結婚。一方、モードの絵を一目見て才能を見抜いたエベレットの顧客サンドラは、彼女に絵の創作を依頼。いつしかモードの絵は評判を呼び、アメリカのニクソン大統領からも依頼が来て…。
ドラマ

.0★★★★☆
モード役にサリー・ホーキンス、寡黙で荒っぽいエベレットにはイーサン・ホーク。
孤児院育ちで学もなく、生きるのに精一杯という設定のイーサンに萌えた。荒くれで寡黙なんだけど、根は優しいのよね。
モードとエベレットという対照的な二人の歩みをゆるやかにあたたかく描いた作品。
普通勝手に壁に絵を描き始めたら激高するだろうに、部屋のそちら側半分ならいいとか言うあたりとか、徐々に心通わせていく二人。学がなく、そこに引け目を感じてるエベレットは、彼女の絵のファンというよりは、自分に出来ない事をする憧憬の念があったのかも?
夏の避暑に来てたサンドラは、絵の見る目があったんですね。一目で気に入り、ポストカードや板に描いた絵を描いてと依頼していく。まさかいつも描いてる絵に対価があるなんて思わない二人は「バカがいるもんだ」といいつつも、嬉しくて微笑む。
やがて結婚した二人。なんだかんだいっても優しいエベレットは、ダンスしてくれるし網戸も買ってくれる。けど、ニクソン大統領からの依頼やTVに映ったことで、エベレットが女房に養われてる男と陰口されることや、家の周りに絵を買いに人が溢れているのに我慢できなくなる。でも、「俺を捨てるな」とか「俺の女房だ」とか、言ってくれる。モードは「あなたと暮らせれば私は幸せ」
絵描きの物語というよりは、エベレットとモード二人の物語でした。「お前は最高の女房だった」「私は愛されていたの。ずっと、あなたに」
実際のモードの映像がエンドロールにあるんですが、サリー・ホーキンスはうまく似せてきてましたね。はまり役かも。
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ジャンル: 映画
テーマ: 映画感想
( 最終更新日: 2018/10/28 Sun )
  • コメント: 2
  • トラックバック: 2
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コメント

  • latifa
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こちらにも^^
私も、これ昨日見たばっかりなんです。
面白かったけれど、最初の頃の彼女の扱い(住み込み始めた当初)が、酷くて、ううう・・・(;_:)ってなっちゃった。
途中からは、とっても良かったけれども。

最後に、本当の2人が見れて、うわー!って嬉しさがありました。

>latifaさん こちらにもありがとう。

これ、結構良かったですよねー
サリー・ホーキンスがまた巧みだし
イーサン・ホークの武骨な男気にドキンしちゃったりして。
確かに、最初の頃のエベレットの扱い酷かったですよね。
口出ししたらビンタしたりとか…
でも、ダンスを踊ってくれたし、子供を探してくれたし、
とっても優しい人だったみたいで、良かったですよね
最後の2人の姿、私もなんだかとってもほっこりしちゃいました。

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