
【概略】
ゲーム会社の社長・ミシェルは、自宅で覆面の男に襲われる。父親にまつわる過去の事件から警察に関わりたくない彼女は、自ら犯人を捜し始める。
ドラマ
.5★★★☆☆
これサスペンスに置かれてて犯人捜しとかの要素もあるけど、実際のところはヒューマンドラマだよね。というか、そういう風に私は受け取りました。
社員からはあまり好かれていないゲーム会社の社長ミシェルが、自宅でレイプにあって、犯人捜しを自分でやり始める、ということなのだけれど、その裏には過去のいざこざで歪んだ心の葛藤みたいなものがあって。
主演のイザベル・ユペールが、実にいい歳の取り方をしていて素晴らしい。64歳には見えないよ。彼女はやはり「ピアニスト」のあのラストの般若顔が印象に強いけど、ここに至ってセクシーさすら感じる。
猟奇殺人犯の父親を憎みながら、自分で築いてきたプライドを守り生きてきた女性が、自己肯定への一歩を踏み出すような、そんな話に思えました。サスペンスを前面にだしてはいましたが、それは一部の要素に過ぎず、ようやく自分と向き合えるようになった、というか。
母が亡くなった後、遺言のようになった父への面会を、父が知ったのは前日の7時前、父が亡くなったのがそのあと。自分の存在が父を死に追いやったことで、肩の荷が下りたと言うか、ミシェルはごく普通のことをしようとする。
それは以前よりわかっていた襲撃犯を通報しようとすることだったり、つまりは幸せになろうとする行動で親しい人に対する愛情であったり。
とくに「彼女の恐ろしい本性が見えてくる…」的な話ではなく、ただ、感想を確かにちょっと言い難い作品かなと。プライドの塊のような主人公がする行動が理解不能に感じるところも、ヨーロッパ映画っぽさを感じた。
ラストの隣人妻の「短い間だけれど彼に応えてくれて感謝してる」というのは、ちょっとぞっとしたけど。妻、夫の本性に気づいてたんか。
コメント
イザベル・ユペール怖いよ。
と言うか、個人的にはSEXしても渇いてて痛そうだよ。
あれを襲おうというのはやっぱ変態なのかなあと思ってしまいました。
イザベル・ユペール怖いよ。
と言うか、個人的にはチメチョメしても渇いてて痛そうだよ。
あれを襲おうというのはやっぱ変態なのかなあと思ってしまいました。
いやあ、私は逆にエロティックさを感じましたよー
死体のふりして抱かれてる描写もありましたが、
それでも魅力的にうつったのは、
なんだろう…卓越した演技力のおかげなのかな?
実際に周囲に居たら嫌なタイプの女性ですが。
あれは、変態プレイでしか興奮しない男性だったのか。
暴力的な(肉体的な意味で)プレイでしか興奮しない男性だったのか…
なんにせよ、隣人にしなくてももっといいのいるだろーとは思いました
ばれるかばれないかひやひやのグレーゾーンを愉しむ輩だったのかもしれませんが。